Xperia 1 VIIの価格、一部ですでに約2割値下げ 国内での価格改定の可能性も?

ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VII」が、タイ市場で大幅な値下げを実施して再販売されています。今回の価格改定は約2割に迫る値下げ幅となっており、今後の日本市場への影響にも注目が集まっています。

タイでの販売再開と大幅値下げ

Xperia 1 VIIは、発売直後から電源が落ちる・再起動するなどの不具合が一部で報告され、複数地域で販売が一時停止されていました。問題が解消されたことを受け、8月下旬から販売が再開されています。

特にタイでは、公式に販売停止が告知されていなかったにもかかわらず、7月上旬以降はオンライン・店舗ともに在庫切れが続き、事実上の販売停止状態となっていました。そして販売再開と同時に、価格が発売当初の49,990バーツ(約22万7,000円)から40,999バーツ(約18万6,000円)へと引き下げられています。これは約18%の値下げに相当します。

日本でも値下げの可能性?

タイでの値下げは「在庫消化」や「販売再開に伴う需要喚起」が目的とみられますが、ここまで大幅な価格調整は異例です。Xperia 1 VIIはハイエンド市場を狙った製品であるだけに、販売戦略上の動きとしても注目されます。

現在、日本国内での販売価格に変更はありませんが、タイでの動きが示す通り、グローバル市場で価格の見直しが進めば、日本でも同様の値下げが行われる可能性は十分にあります。特に今回の不具合対応で一時的に販売が止まった経緯を考えると、消費者の信頼回復を狙った価格調整が検討されても不思議ではありません。

Xperiaシリーズはカメラ性能や映像体験に強みを持つ一方で、価格の高さが購入をためらわせる要因にもなってきました。タイでの値下げは、今後の販売戦略において重要な転換点となるかもしれません。