Pixel 6 Proで発生中のカメラアプリ強制終了問題、ズーム操作で録画が中断—修正の見通し立たず

GoogleのPixel 6 Proユーザーの間で、カメラアプリがズーム操作中にクラッシュする深刻な不具合が報告されています。この問題はAndroid 16のベータ版から確認されており、正式版がリリースされた現在でも解消されていません。

1xから4xズーム時にクラッシュ、録画が途中で停止

問題の内容は、Pixel 6 Proで4K 30fpsの動画を撮影中に、ズーム倍率を1xから4xに切り替えると、カメラアプリが突然強制終了するというものです。クラッシュ時には「問題が発生しました。一部の動画が保存されていない可能性があります」といったエラーメッセージが表示され、それまで撮影していた動画はクラッシュ直前までしか保存されません。

この不具合は2025年2月頃から複数のユーザーによって報告されており、GoogleのIssue TrackerやRedditでも多数のスレッドが立てられています。Android 16のベータ版で最初に確認されたものの、安定版リリース後も修正されていない状況が続いています。

ハードウェア起因とされるも、保証外修理が必要?

不具合に悩まされたユーザーの中には端末の初期化を試みた人もいますが、問題は解消されていません。一部のユーザーがGoogleのカスタマーサポートに問い合わせたところ、「ハードウェアの故障が原因」と説明され、保証期間外での有償修理を案内されたケースも報告されています。

Pixel 6シリーズはすでに数年前のモデルとなりますが、GoogleはAndroid 17までのソフトウェアアップデートを約束しており、まだ現役で利用しているユーザーも多く存在します。にもかかわらず、このような重大な不具合が長期間放置されていることに対して、ユーザーからは不満の声が相次いでいます。

修正パッチの提供時期は未定、ユーザーは自己防衛策を取るしかない状況

現時点でGoogleから公式な修正パッチやアナウンスはなく、ユーザー側での対処法も見つかっていません。動画撮影時にズーム操作を避けるといった回避策を取るほかなく、長期的な対応が求められています。ソフトウェアアップデートでの改善が期待されるものの、今のところ修正の兆しは見えていません。

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