
Xiaomiが次期タブレット「Pad 8シリーズ」の正式発表に向けて、着実に準備を進めています。中国の認証機関「3C」において、Pad 8シリーズの2機種が8月4日付で認証を取得し、対応する充電仕様や市場での位置づけが明らかになりました。
標準モデルとProモデル、異なる充電仕様で差別化
今回認証を通過したのは、「25097RP43C」と「25091RP04C」の2つのモデルです。3C認証書類によると、25097RP43Cは標準モデル「Xiaomi Pad 8」に、25091RP04Cは上位モデル「Xiaomi Pad 8 Pro」にそれぞれ該当すると見られています。
Pad 8には最大45W出力の「MDY-17-EE」充電器が同梱され、一方のPad 8 Proは67W高速充電に対応する「MDY-15-EQ」充電器が付属することが判明しました。この仕様により、ユーザーの利用スタイルやニーズに合わせた明確な住み分けが行われる形です。
Xiaomi Pad 8シリーズの特徴とターゲット層
それぞれのモデルは、以下のような特徴とターゲット層に向けて設計されています。
Xiaomi Pad 8 Pro(25091RP04C)
- コードネーム:Piano(P81)
- 充電仕様:67W急速充電対応
- 市場ポジション:フラッグシップモデル
- 搭載チップセット:Snapdragonハイエンドプラットフォーム
- ターゲット層:生産性重視や高性能を求めるユーザー
Xiaomi Pad 8(25097RP43C)
- コードネーム:Yupei(P82)
- 充電仕様:45W急速充電対応
- 市場ポジション:ミッドレンジ
- 搭載チップセット:Snapdragon
- ターゲット層:コストパフォーマンスを重視するユーザー
グローバル展開と市場戦略
XiaomiはPad 8シリーズを通じて、プレミアム志向とコスト重視の両市場を狙う戦略を取っています。Proモデルは、仕事やエンタメ利用においてパフォーマンスを重視するユーザーをターゲットに、一方の標準モデルは、必要十分なスペックと競争力ある価格で幅広い層を取り込む方針です。
なお、Pad 8シリーズのグローバル展開については、初期段階ではインドや日本での発売は含まれておらず、地域ごとの市場環境や認証事情に配慮した段階的な展開となる見通しです。