
iPhone史上最もスリムなモデル、バッテリー性能に不安も
Appleが開発中とされる「iPhone 17 Air」に関する新たなリーク情報が浮上しました。これによると、Appleはこれまでにない薄さと軽さを実現する代償として、バッテリー容量の大幅な削減に踏み切る可能性があるようです。
流出した画像には、L字型の金属製バッテリーが写っており、その容量は約2,900mAhと見られています。これは、現行のiPhone 16が搭載する3,651mAhバッテリーと比べて大幅に小さい数値です。
金属製バッテリーで放熱対策も

今回のバッテリーデザインは、iPhone 16 Proでも採用されていた金属筐体のもので、端末内部の放熱性能を高めるためのものと見られます。これにより、iPhone 17 Airの厚さはわずか5.5mmという驚異的な薄型を実現する模様です。
しかし、薄型・軽量化の恩恵を受ける一方で、バッテリー容量の削減はユーザー体験にどう影響するのでしょうか。
A19チップとiOS 26の省電力性能がカギ
Appleは今回、ハードウェアとソフトウェアの両面から省電力対策を行うことで、バッテリー容量の少なさを補う構えです。
搭載予定の新型チップ「A19 Bionic」は、これまで以上に優れた電力効率を持ち、1回の充電での使用時間をできる限り引き延ばすことが期待されています。
また、iOS 26では「アダプティブ・パワーモード」という新機能が導入され、バックグラウンド処理の抑制やパフォーマンス調整を自動で行い、電力の最適化が図られます。
とはいえ、社内テストでは1日の使用をフルでこなせるユーザーの割合は6〜7割程度とされており、バッテリー性能への不安は拭いきれません。
専用バッテリーケースで補完?Appleの新たな戦略
この弱点を補うため、Appleは「iPhone 17 Air」向けに専用のバッテリーケースも用意しているとのことです。これはあくまでも必要に応じて使う“拡張アイテム”として設計される見込みで、日常使いでは超薄型デザインをそのまま楽しみつつ、長時間の外出時などに装着するといった使い分けが想定されています。
なお、金属製のL字型バッテリーは、iPhone 16や16 Plusと同様に、低電圧の電流(9Vバッテリーなど)を利用すれば比較的簡単に取り外せる構造になるとの情報もあります。