Xiaomiの「HyperOS 2」アップデートが本格始動 ― 写真編集とデバイス連携機能が大幅進化

Xiaomiが最新の独自OS「HyperOS 2」のアップデートを中国国内で展開し始めました。今後登場予定の次期フラッグシップ機種とともに、さらに進化したバージョン「HyperOS 3」または「HyperOS 26」が発表されると見られていますが、それに先立ち現行OSが大幅に機能強化されました。

写真編集機能がさらに高度に

HyperOS 2では、標準の「写真」アプリが大きく進化しました。特に注目すべきは「AIマッティング2.0」の導入です。これにより、人物などの被写体をより正確に切り抜き、背景を時間帯や天気、場所などの要素に応じた動的なエフェクトに置き換えることが可能になりました。

さらに、グループ写真にはスマートなビューティーフィルターが適用できるほか、アニメーションステッカー、レイアウトコラージュ、カスタムテンプレートなども追加され、クリエイティブな編集が簡単に行えるようになっています。

AIによる自動仕分けと検索が強化

新たに搭載された「AIフォトソート機能」により、写真は人物、時間、場所ごとに自動分類されるようになりました。たとえば「5月の旅行」や「結婚式の写真」といった自然なキーワードで検索するだけで、関連画像をすばやく呼び出すことができます。

また、「メモリーアルバム」機能では、こうした情報をもとに自動でフォトストーリーを生成。思い出を簡単に振り返れる仕組みが整っています。

編集ツールや操作性も改善

編集ツール自体も強化され、色補正やフィルター、各種パラメーターの調整がより直感的かつ高速に行えるようになりました。トリミング機能についても、次回のパッチでさらなる修正が予定されています。

UI全体のパフォーマンス面でも改良が加えられています。特に、一部アプリからホーム画面へ戻った際のステータスバーやジェスチャーガイドの表示遅延が解消され、操作感がよりスムーズになっています。

クラウド連携とマルチデバイス対応も進化

Xiaomi Cloudにバックアップされた写真や動画は、今後オリジナル画質で保存・表示が可能に。クラウド内のファイルもギャラリービューで一覧管理できるようになり、バックアップの進行状況やデータ使用量もリアルタイムで確認できます。

また、複数のXiaomiデバイス間での写真検索や共有も高速化。スマートフォン、タブレット、テレビといった異なるデバイス間で共有アルバムが同期されるようになり、マルチデバイスの活用がより便利になりました。

新ダッシュボードでストレージ管理も簡単に

今回のアップデートでは「スマートサービスダッシュボード」も新たに搭載されました。この機能では、写真の保存状況や重複ファイル、端末の使用傾向などを一目で確認でき、不要ファイルの削除提案なども行ってくれます。

グローバル展開は未定

このHyperOS 2アップデートは、現在中国国内の一部対応端末向けに段階的に提供が始まっています。グローバル版への展開スケジュールについては、現時点では明らかになっていません。

今後のXiaomiの動向次第では、日本を含む他地域のユーザーも、より洗練された写真編集やクロスデバイス連携といった先進機能を体験できる日が近づいているかもしれません。

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