
HyperOS 3時代に向けた新たな動き
Xiaomiが次期ソフトウェア「HyperOS 3」の準備を進める中、複数のスマートフォンモデルについて、公式サポートの終了を発表しました。これは同社の最新の内部更新に伴うもので、今後これらの機種には新たな機能アップデートやHyperOSへの対応が提供されなくなります。
対象となるXiaomi・Redmi・POCOのモデル
今回サポート対象外となったのは、Xiaomiブランドのスマートフォンに加え、RedmiやPOCOの一部モデルも含まれています。以下が今回EOL(End of Life:製品寿命の終了)リストに追加された機種です。
- Xiaomi 11T Pro
- Xiaomi 11T
- Xiaomi 11 Lite LE
- Xiaomi 11 Lite 5G NE
- Redmi 11 Prime 4G
- Redmi A1+
- Redmi A1
- POCO M5
- POCO C50
なお、これらの機種については2025年9月まではセキュリティパッチの提供が継続されるとのことです。しかし、それ以降は修正パッチを含めた公式なソフトウェアアップデートは提供されない見込みです。
Android 16時代に向けた動きと今後の展望
GoogleがすでにAndroid 16の提供を開始しており、XiaomiもHyperOS 3として同バージョンをベースとした独自UIの開発を本格化させています。すでに「Xiaomi 15」や「Xiaomi 14T Pro」のグローバルモデルでは、Android 16をベースとしたHyperOS 2.3がリリースされていますが、その他の対応予定機種やHyperOS 3の正式な展開スケジュールについては、現時点で発表されていません。
今回サポート終了が発表された機種の中には、そもそもHyperOS 2すら受け取っていなかったモデルも含まれており、Xiaomiが今後のリソースを新機種や最新ソフトウェアに集中させる方針がうかがえます。
進化の裏で求められる世代交代
スマートフォンの進化はめざましく、それに伴い旧機種のサポート終了も避けられない流れです。XiaomiもHyperOS 3という新時代に向け、限られた開発リソースを集中させる必要があると考えられます。今後の展開については、HyperOS 3の正式発表や対応機種の詳細など、新たな情報の公開が待たれます。引き続き注目していきたいところです。