
サムスンが開発を進めているとされるトライフォルド(3つ折り)タイプの新型スマートフォン。その正式名称が「Galaxy Z TriFold」になる可能性があると、有力リーカーのMax Jambor氏が報じました。
未発表ながらも開発は大詰め
先日開催された「Galaxy Unpacked」イベントではトライフォルド端末の発表は見送られましたが、サムスン電子モバイル部門のTM Roh(ロ・テムン)社長は、今月上旬にこの新型端末について「年内の発売を予定しており、現在は製品の完成度と使い勝手の最終調整を行っている」と語っています。名称についても「まだ決定していないが、完成に近づく中で最終的な判断を下す予定」とコメントしていました。
しかし今回、「Galaxy Z TriFold」という名称案が浮上したことで、名称もまもなく確定する可能性が高まりました。
名称には“Z”ブランドを継続か
これまで一部では「Galaxy G Fold」という名称も候補として取り沙汰されていました。これはサムスンが過去の展示会(CES 2022)で披露した「Flex G」や「Flex S」といったディスプレイプロトタイプとの連携を意識したものと見られていました。
とはいえ、サムスンはこれまでの折りたたみ端末で「Z」ブランドを浸透させてきた経緯があり、新たなカテゴリでもその統一感を維持する狙いがあると考えられます。実際、「Z Flip7 FE」などの命名ルールから見ても、“Z”を冠したシリーズ名で展開される可能性が濃厚です。
製品コードや仕様の一部も判明
このトライフォルド端末には、コードネーム「Q7M」、モデル番号「SM-F968」が割り当てられていることも明らかになっています。参考までに、Galaxy Z Fold7のコードネームは「Q7」、モデル番号は「SM-F966」となっており、新型がそれに続くシリーズ製品であることがうかがえます。
また、最新のOne UI 8にはこの端末と見られる動作動画が含まれており、Z Foldシリーズの新モデルと並行して、S25シリーズ向けに先行テストが行われた形跡もあります。
限定生産・限定地域での展開に?
現時点では詳細なスペックやデザインなどの情報は明かされていませんが、リークによるとこの新型トライフォルド端末はごく少量の限定生産となり、販売地域も数か国に限られる見通しです。