Android 16アップデート後にWi-Fi接続不良が多数報告──Pixelユーザーから不満続出

GoogleのPixelシリーズを中心に、Android 16へのアップデート後にWi-Fiが不安定になる問題が多くのユーザーから報告されています。海外掲示板Redditでは、Pixel 6〜9シリーズのユーザーから、ネットワークが自動でモバイルデータに切り替わってしまったり、Wi-Fiがまったく検出できなくなるといった深刻な症状が相次いでいます。

Redditでは世界中から悲鳴が

Redditの「r/GooglePixel」スレッドでは、Android 16適用後にWi-Fiトラブルに見舞われたという報告が多数投稿されており、主な症状は以下の通りです。

  • Wi-Fiが頻繁に切断されモバイルデータに自動で切り替わる(Pixel 7、8、9)
  • Wi-Fiネットワークが検出されない
  • 一部アプリやサイトにだけアクセスできない(DNS関連の不具合?)
  • 再起動・ネットワークリセット・ランダムMACの切替でも効果なし
  • Bluetooth機能まで同時に使用不能になる例も(Pixel 8 Pro)

一部ユーザーは「PCAPdroid」などのネットワーク解析アプリをVPN代わりに使うことで一時的な回避策を見つけていますが、根本的な解決には至っていません。中には「母板交換しかない」とする意見もあり、ハードウェアレベルの不具合が疑われるケースも存在しています。

またGoogle公式アカウントが一部ユーザーに個別メッセージを送る対応を見せていますが、公開的な声明や修正パッチの提供は現時点で確認されていません

日本国内でも同様の声が広がる

このWi-Fiトラブルは、日本国内のPixelユーザーからも同様に報告されています。

国内ユーザーの主な報告例

  • Pixel 8でWi-Fiネットワークを一切検出できない(設定のリセットも効果なし)
  • Pixel 7aでYouTubeが再生できない/ゲームアプリが起動しない
  • 5GHz帯のWi-Fiが使えなくなった
  • Wi-Fiとモバイル通信の両方が接続できない状態に陥った

SNSや価格.comなどでも同様のトラブルが報告されており、国内外問わず、Pixelシリーズを中心に広範囲に影響が及んでいるとみられます。

Googleの対応と今後の展望

現在のところ、Googleは公式にAndroid 16アップデート後のWi-Fi不具合を認めておらず、サポート窓口でも「初期化」や「アプリの削除による検証」を推奨するに留まっています。一部ユーザーは修理費用を自費で請求されており、保証外ユーザーにとっては実質的な泣き寝入り状態となっています。

また、「Pixel 8 Proは以前からWi-Fi/Bluetoothのハード不良が多数報告されていた」という指摘もあり、今回の件がアップデートによる“ソフトの問題”なのか、あるいは“ハードの故障を誘発する”設計ミスなのか、判断が分かれるところです。

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