
Xiaomi傘下のPocoブランドから登場予定の「Poco F8」シリーズが、Redmi K90シリーズのリブランドモデルであることが、最新の認証情報から判明しました。さらに、上位モデルとなるK90 Pro(Poco F8 Ultra相当)の詳細な仕様も一部明らかになっています。
認証情報が両ブランドの関係を裏付け
これまでのリークでは、Redmi K90シリーズは2025年10月に登場予定とされており、無印モデルの型番は「2510DRK44C」、コードネームは「Annibale」とされています。一方、K90 Proは「25102RKBEC」という型番で、コードネームは「Myron」、チップセットには次世代のSnapdragon 8 Elite 2が搭載される予定です。
そして今回、新たに公開された認証情報により、これらの端末がPocoブランドとしても展開されることが確認されました。
Poco F8とF8 Ultraの正体
認証情報によれば、「Poco F8 Pro」はRedmi K90と同一であり、型番は「2510DPC44G」、コードネームも同じく「Annibale」です。搭載されるチップセットはSnapdragon 8 Eliteとされています。
また、「Poco F8 Ultra」はRedmi K90 Proのリネームモデルであることが明らかに。型番は「25102PCBEG」、コードネーム「Myron」、チップセットはSnapdragon 8 Elite 2です。
カメラ性能が大幅強化
RedmiのプロダクトマネージャーであるXinxin Mia氏は、K90シリーズではカメラ性能が大きく向上すると示唆しており、これは著名リーカーのDigital Chat Station(DCS)による以前の情報とも一致しています。
DCSの情報によると、K90 Proは通常の望遠ではなく、50MPのOmniVision OV50Qセンサー(1/1.3型)を採用したペリスコープ望遠カメラを搭載。大口径のレンズを備え、マクロ撮影にも対応するとされています。
また、ディスプレイは6.59インチのフラット型2K解像度・120Hz駆動のLTPS OLEDになる見込みです。
プレミアム仕様のハードウェア
DCSはさらに、K90 Pro(Poco F8 Ultra相当)について以下のような仕様も報じています。
- 3D超音波式ディスプレイ内蔵指紋認証センサー
- メタルフレーム採用
- デュアルスピーカー
- X軸リニアモーターによる高精度な触感フィードバック
これらのスペックは、上位フラッグシップにふさわしい構成といえるでしょう。
価格帯次第で注目機種に
Redmi K90シリーズとPoco F8シリーズが実質的に同一モデルであることがほぼ確実になった今回のリークは、グローバル市場におけるXiaomiの戦略を示す一例といえます。特にPocoブランドはコストパフォーマンスの高さで支持を集めているため、ハイエンド仕様を抑えた価格で提供できれば、競争力の高い選択肢となることは間違いありません。今後の正式発表が注目されます。