
ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」において、一部のユーザーから端末が突然再起動を繰り返す、あるいは電源がまったく入らなくなる(いわゆる文鎮化)といった深刻な不具合が報告されています。この問題を受けて、ソニーはすでに日本国内だけでなく海外でもXperia 1 VIIの販売を一時停止しており、異例の対応が取られています。
現時点で問題の原因は正式には明らかにされていませんが、ネット上では「ハードウェア的な欠陥の可能性がある」とする声も出ています。そんな中、Reddit上に投稿された“ある設定変更による対処法”が注目を集めています。
ネットワーク設定の変更で再起動が回避可能?
この投稿によれば、ネットワーク設定を「5G」から「4G」に切り替えることで、再起動の問題が一時的に解消したとのことです。

投稿者によると、自身のXperia 1 VIIでは「5G接続中にモバイルネットワークが頻繁に切断され、それに伴って再起動が発生していた」とのこと。ところが、優先ネットワークモードを「4G(LTE)」に固定すると再起動が止まり、端末が安定して動作するようになったといいます。
さらに検証のために再び「5G」に戻したところ、やはりしばらくすると再起動が発生したとのことで、5G接続時のネットワーク不安定性が一因ではないかとの見方を示しています。
試して損はない、暫定的な「予防策」として
この対処法がすべてのXperia 1 VIIユーザーに効果があるとは限りませんが、少なくとも設定を変更すること自体にリスクはなく、文鎮化の予防策としてやっておいて損はないと言えるでしょう。
Xperia 1 VIIのユーザーで再起動の兆候が見られる方、あるいは将来的なトラブルを避けたい方は、以下の手順でネットワーク設定を見直してみるのも一つの手です。
ネットワーク設定変更の手順(例)
- 設定アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」または「モバイルネットワーク」を選択
- 「優先ネットワークタイプ」をタップ
- 「5G」から「4G」もしくは「LTEのみ」に変更
今後、ソニーから正式な調査結果や対策ソフトウェアの配信があることが期待されますが、それまではこのようなユーザー主導のワークアラウンド(暫定回避策)が、端末の安定動作を保つための一助となるかもしれません。