
スマートフォンを選ぶ際、カメラ性能を最重要視するユーザーは少なくありません。特に高画質な写真や動画撮影を求めるカメラ愛好家にとって、イメージセンサーは端末の“心臓部”とも言える存在です。Sonyは6月26日、中国市場向けに新たなモバイル用イメージセンサー群「LYTIA」を発表するとアナウンスしました。
LYTIAとは何か?
「LYTIA」はSonyがスマートフォンやタブレット向けに展開する新シリーズのセンサー名称です。従来モデルよりもダイナミックレンジや低照度性能を強化し、HDR撮影やリアルタイムプレビューへの対応など、クリエイティブな撮影機能を数多く盛り込むとしています。
6月26日に中国で新製品発表

Sonyは公式サイト上で「新たなイメージング体験をもたらす製品を中国で発表する」とだけ予告しており、具体的なモデル名や画素数、搭載デバイスなどの詳細は明らかにされていません。しかし、スマホメーカー各社が相次いで自社製品にSony製センサーを採用している現状を踏まえると、複数のOEM向けラインナップが同時発表される可能性があります。
前モデル「LYT-818」の技術を振り返る
参考までに、Sonyは昨年「LYT-818」という50MPのCMOSセンサーをリリースしました。こちらは以下の特徴を持ち、高評価を得ています。
- 1/1.28インチ大判センサー
- 86dBのフレーム毎ダイナミックレンジ
- 0.95e-の優れたSN比(信号対雑音比)
- リアルタイムHDRプレビューや強化された夜景性能
- 省電力設計によるHDR撮影機能
今回発表される「LYTIA」シリーズには、この技術をさらに進化させた新機能が盛り込まれる見通しです。
スマホカメラのフラッグシップ競争が激化する中、Sony LYTIAが市場にどのようなインパクトを与えるのか注目が集まります。6月26日の発表に向け、続報をお待ちください。