
Nothingがまもなく発表予定の新製品「Nothing Headphone (1)」の実機画像とレンダー画像が、正式発表に先駆けてネット上に流出しました。これまでティザーや一部の憶測だけが先行していた本製品ですが、今回のリークでそのデザインや仕様の一部がはっきりと見えてきました。
Nothingらしさ全開の透明感あるデザイン

Nothing Headphone (1)は、同社が手がけてきた製品群と共通する“透明パーツ+アクセントカラー”というデザイン言語を採用しており、他社製品にはない存在感を放っています。今回流出した画像では、ホワイト系とブラック系の2色が確認でき、両モデルともにシンプルながらも個性的なフォルムに仕上がっています。

特に注目されているのが、イヤーカップ部分に搭載された複数の物理ボタン。特徴的なカラーで目立たせたスイッチはおそらく電源ボタンとみられ、その他にも音量調整やANC(アクティブノイズキャンセリング)の操作用と見られるボタンが2つ配置されています。また、カップ部分には製品名である「Nothing headphone (1)」の文字がプリントされており、ブランドアイデンティティをしっかりと主張しています。

有線接続にも対応、USB-Cと3.5mm端子を搭載
Nothing Headphone (1)は完全ワイヤレス仕様ではなく、有線接続にも対応している点が特徴です。USB-Cポートに加え、3.5mmのイヤホンジャックも備えており、幅広い利用スタイルに対応する柔軟な設計となっています。さらに、複数のマイクが搭載されている様子もうかがえ、通話品質やノイズキャンセリング性能にも期待が高まります。
全体のデザインとしては、Nothing Phone (2a)から着想を得たような、やや複雑ながら独自性のあるヘッドバンドとイヤーカップの構成が印象的です。これまでのNothing製品同様、「見た目で差別化を図る」というブランドの哲学が強く反映されていることがわかります。
発表は7月1日、Phone (3)と同時に登場予定

Nothing Headphone (1)は、7月1日に開催される発表イベントで正式にお披露目される予定です。当日は同社の次期スマートフォン「Phone (3)」も登場することがすでに予告されており、Nothingファンにとっては注目度の高い1日となりそうです。
価格や詳細なスペックはまだ明かされていませんが、物理ボタンや有線端子の存在からも、デザインだけでなく操作性や実用性にも配慮された製品であることがうかがえます。今後の正式発表を楽しみに待ちたいところです。