Googleの2021年Pixelスマホ、Pixel 6およびPixel 6 Pro。
このPixel 6の最大の注目点、と言えば何といっても同社初搭載となる自社製チップ「Tensor」ですが、その実力についてはまだ不明な部分が多いのも事実。
そんな中、Tensorチップの性能に関する公式情報がみつかりました。
海外の大手オンラインストア、CarphoneWarehouseに設けられた特設ページ上に掲載されていた情報。
最もパワフルなPixel Phoneに対応
最大80%のパフォーマンス向上により、アプリの読み込みが速くなり、ゲームの反応も向上。さらに、電力を節約できるので、バッテリーが長持ちします。
この80%パフォーマンスアップ、というのはSnapdragon 765Gと際のPixel 5と比較して、という意味だと思われます。
もちろん、パフォーマンス=ベンチマークスコアではありません。
ただ、これまでに見つかっているPixel 6のGeekbenchにおけるベンチマークスコアは2700~2800程度。
一方、SD765G搭載モデルの平均的なベンチマークスコア(マルチコア)は1700~1800ポイントですが、同チップ搭載のPixel 5のスコアは少し低めで1500ポイント前後。
1500ポイントの80%アップというと2700ポイントなので、ベンチマーク上のスコアでも「80%パフォーマンスアップ」はほぼ一致することになります。
なお、Geekbenchのマルチスコアで2700ポイント前後、というとSnapdragon 800シリーズでは一昨年のSnapdragon 855と同程度、ということに。
よって、少なくともベンチマーク上の性能ではSD888を搭載したフラッグシップ(平均3500ポイント程度)には3割ほど及ばないということになります。
なお、今回の特設ページに掲載されている情報をまとめると:
Pixel 6/6 Proの特徴
- Pixel 6と6 Proには、GoogleのTensorプロセッサと次世代セキュリティチップ「Titan M2」が搭載
- Tensor搭載のPixel 6はPixel 5と比較して最大80%のパフォーマンスが向上
- Pixel 6は「Extreme Battery Saver」モードにより最大48時間の駆動が可能
- Pixel 6はではAdaptive Batteryによる “一日中 “のバッテリーライフ
- 両方モデルでCorning Gorilla Glass Victusを搭載
- 両モデルともIP68の防水性能。
- Pixel 6は、リフレッシュレートの調整や高輝度モードを備えた6.4インチのSmooth Displayを搭載(最大リフレッシュレートは不明)
- Proモデルは6.7インチの120Hz LTPOスクリーンを搭載し、10Hzまで落とすことが可能
- 55言語のオフライン翻訳
- 30Wの高速有線充電
- 初代モデルと比較して2倍の性能を持つ新しいPixel Stand、Proでは最大23W、標準モデルでは最大21Wまで対応
- 米国では5年間のセキュリティアップデート
- カメラの新機能が盛りだくさん
Pixe 6/6 Proのカメラについて
- Pixel 6 Proは、背面に50MPのワイドレンズ、48MPのテレフォトレンズ、12MPのウルトラワイドレンズを搭載
- 標準モデルには、50MPのワイドレンズとウルトラワイドカメラが搭載
- 新しいプライマリセンサーは、Pixel 5に搭載されているリアのメインカメラと比較して、150%多くの光を取り込むことができます。
- Pixel 6 Proは、4倍の光学ズームと、20倍のスーパーレスズームを搭載します。
- ユーザーが画像から特定の要素(オブジェクトやフォトボンバーなど)を自動的に取り除くことができる「マジックイレイザー」機能
- 顔をぼかしてよりシャープにする “Face Unblur機能
- Pixel 6 Proのセルフィーカメラには、94度の超広視野角を採用。Pixel 6にも搭載されるかどうかは不明
ソース:CarphoneWarehouse(削除済み), Geekbench
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