Googleが8月20日に正式発表を予定している「Pixel 10」シリーズについて、AndroidHeadlinesが新たな独占情報を報じました。外観は前モデルと大きく変わらないものの、内部仕様には注目すべき進化が複数含まれており、中でもスピーカー性能の大幅な向上が話題となっています。
Dolby Atmosは非対応、それでも“歴代最高”スピーカーに
Pixel 9シリーズもすでに高評価を得ていたスピーカー性能ですが、Pixel 10ではさらに改善され、「Pixel史上最高のオーディオ体験」が実現されるとのことです。ただし、Dolby Atmosには対応していません。
これはやや意外に思えるかもしれませんが、近年ではDolby Atmosを採用しないスマートフォンも増えており、現在対応機種としてはGalaxy S25シリーズが数少ない存在となっています。
Pixel 10は“見た目以上”の進化がポイントに
Pixel 10シリーズのデザインは、AndroidHeadlinesが以前に公開したCAD画像のとおり、Pixel 9シリーズとほぼ同一で、寸法レベルでも変更はごくわずかです。しかし、スペック面では複数の重要な強化が行われています。
そのひとつが、カメラの手ぶれ補正機能の大幅強化です。これまで動画撮影分野では競合に遅れを取っていたGoogleですが、Pixel 10では本格的な改善が図られる見込みです。
カラーバリエーションも一新
デザインは据え置きでも、カラーバリエーションには大きな変化があります。2021年以降定番だった「Obsidian（黒）」と「Porcelain（白）」が姿を消し、Pixel 10ではUltra Blue、Limoncello、Iris、Midnightの4色展開に。一方、ProモデルにはSterling Gray、Light Porcelain、Midnight、Smoky Green、さらに折りたたみモデル「Pixel 10 Pro Fold」にはSterling GrayとSmoky Greenの2色が用意されます。
音質と安定性に磨きをかけたPixel 10、登場迫る
今回の情報によれば、Pixel 10はデザイン上の派手さこそないものの、スピーカーやカメラといった使用頻度の高い機能を着実に強化する“中身重視”のアップグレードとなっています。
特にオーディオ体験の向上は、スマートフォンで動画視聴や音楽鑑賞を楽しむユーザーにとって大きな魅力となるでしょう。
8月20日の正式発表を控え、今後もさらなる詳細が明らかになっていくと見られます。Pixelシリーズのファンのみならず、Androidユーザー全体にとっても見逃せない1台となりそうです。
