
YouTuberの懸念が現実に?一部ユーザーがSNSで指摘
Samsungの最新フラッグシップモデル「Galaxy S25 Ultra」に関し、リアカメラの装飾リングが外れるという報告がSNS上で話題となっています。まだごく限られた事例にとどまっているものの、かねてから一部の専門家が指摘していた「接着仕様の脆さ」が浮き彫りになった格好です。
発端はX(旧Twitter)の投稿から
今回の問題は、Xユーザーの@parthosarathi_b氏が投稿した内容がきっかけです。彼のGalaxy S25 Ultraでは、背面カメラの最上段にあるリングが突然剥がれ落ちたと報告。落下などの物理的衝撃は確認されておらず、リングの下にはより小さなリングが露出していたとのことです。

このリング自体はあくまでデザイン上の装飾部品であり、カメラ機能そのものには影響はないと見られていますが、フラッグシップ機としての信頼性には疑問符がついています。
湿度が原因?それともレンズ保護フィルム?
Partho氏はこの事象について「湿度が原因ではないか」と推測。また、以前貼り付けていたカメラレンズ保護フィルムの接着剤が残っていたことも判明しており、それがリング剥がれの一因となった可能性も考えられます。
SNSでは他のユーザーも類似の報告を一部投稿しており、中には「落下などによる損傷ではないか」との意見も見られました。しかしPartho氏は「これはフィルムの接着跡であり、落下によるものではない」と強調しています。
以前から警告されていた“接着構造”
今回のような懸念は、テック系YouTuber「JerryRigEverything」氏がGalaxy S25 Ultraの発売当初から指摘していた点でもあります。彼の分解レビューでは、カメラリングが接着剤のみで固定されていることが明らかになっており、当時から耐久性に疑問を呈していました。
Jerry氏は「自然に剥がれるとは限らないが、仕様としては疑問が残る」とコメントしており、今回の一件はまさにその不安が現実となった形です。
多くの端末は問題なし、今後の対応に注目
現時点では、Galaxy S25 Ultraの大多数のユーザーに問題は発生していないとされていますが、1,300ドル(約20万円)クラスのプレミアムスマートフォンにおいて、装飾パーツが簡単に外れるという事例は見過ごせません。