コンパクトフラッグシップの本命に?Xiaomi 16のデザインが一足早く明らかに

公開前に流出、Xiaomi 16のCAD画像が示す新デザイン

2025年の注目スマートフォンの一つとされている「Xiaomi 16」。正式発表は9月とされていますが、それに先駆けて、本機の設計図ともいえるCADレンダリング画像が流出。今回はその内容から、新型Xiaomiの姿がどのようなものになるのかを読み解いていきます。

フラットかつ洗練されたフォルム

今回のCAD画像に映し出されているXiaomi 16は、全体的にフラットなボディをベースに、わずかに丸みを帯びたエッジを採用したデザイン。持ちやすさと実用性のバランスを重視した構造がうかがえます。

背面には三眼構成のカメラユニットが配置されており、三角形状に並んだレンズとLEDフラッシュ、そしてもう一つのセンサー(AF用または高度な撮影機能向けと思われる)が目を引きます。モジュールはやや出っ張っており、カメラ性能へのこだわりが感じられます。

側面には音量ボタンが確認でき、底部にはUSB-Cポート、スピーカー、SIMスロットを備えた標準的な構成。なお、今回の画像はCAD仕様であるため、カラーやロゴといった視覚的な装飾は含まれていません。

期待されるスペックとも一致

このデザインは、これまでに予想されてきたXiaomi 16の主要スペックと整合しています。

  • カメラ:5000万画素のトリプルカメラ構成、望遠ズーム対応のペリスコープレンズを搭載予定。Leicaとの共同開発による高画質な写真撮影が期待されます。
  • サイズ感:ディスプレイサイズは6.32〜6.36インチと見られ、片手でも扱いやすいコンパクトフラッグシップに位置付けられそうです。

パフォーマンスにも妥協なし

Xiaomi 16はデザインだけでなく、性能面でもトップクラスを狙うスペックを備える見通しです。

  • SoC(チップセット):Snapdragon 8 Elite 2を搭載予定。前世代比でGPU性能が30%、CPU性能が25%向上し、ゲームやマルチタスクにも余裕のある動作が可能です。
  • バッテリー:6800mAhの大容量バッテリーに加え、100Wの急速充電に対応。前モデルから大幅な進化を遂げています。
  • ディスプレイ:フラット仕様のOLEDを採用。ベゼル(縁)が極限まで削られた没入感ある表示を実現します。
  • OSとAI機能:Android 16ベースの「HyperOS 3.0」を採用予定で、AIによるパーソナライズ機能の強化がポイントになりそうです。
  • 耐久性:IP69等級の防水防塵仕様、メタルフレーム構造によって、タフな使用環境にも対応します。

発売時期と上位モデルの動向

Xiaomi 16は2025年9月に中国で先行発売される見込みで、グローバル展開は2026年のMobile World Congress(MWC)での発表が予想されています。また、Xiaomi 16 Proは6.85インチの大型ディスプレイを搭載し、さらに高性能な構成になると見られています。価格は5000元(約700ドル)超えとの見方もあり、プレミアムモデルとしてのポジションを築きそうです。

さらに、Xiaomi 16 Ultraとされる最上位機種の登場も、2026年に向けて計画されているとの噂があります。

実機公開が待ち遠しい一台に

今回明らかになったXiaomi 16のCADレンダリングからは、Xiaomiが「コンパクトでも妥協しない」フラッグシップ路線を継続している姿勢が見えてきました。6800mAhの大容量バッテリーや最新チップセットなど、小さな筐体に詰め込まれた最新技術は、多くのユーザーの関心を集めそうです。

正式なデザインや機能の全貌は、数ヶ月後の正式発表を待つ必要がありますが、すでにその注目度はかなり高まってきています。Xiaomi 16は、2025年後半のスマートフォン市場を彩る主役の一つになるかもしれません。

Xiaomi独自チップ「Xring O1」がSnapdragon 8 Eliteに肉薄──Xiaomi 15S ProがAnTuTuで高スコアを記録
Xiaomi独自チップ「Xring O1」がSnapdragon 8 Eliteに肉薄──Xiaomi 15S ProがAnTuTuで高スコアを記録Xiaomiが開発中の次期フラッグシップ「Xiaomi 15S Pro」に搭載される独自チップ「Xring O1」の性能が、早くもベンチマーク上で話題となっています。中国の一部レビュー動画によって、QualcommのハイエンドSoC「Snapdragon 8 Elite」と肩を並べるスコアを叩き出したことが明らかになりました。Xiaomi初の本格自社開発SoC「Xring O1」「Xring O1」は、Xiaomiが独自に設計・開発したSoC(システム・オン・チップ)で、15S Proのほか、ハイエンドタブレット「Pad 7 Ultra」にも搭載予定とされています。これまでGeekbench上でもベンチマーク情報が散見されており、性能の高さが噂されていましたが、今回のAnTuTuベンチマークスコアによって、より具体的な性能の全貌が見え始めました。AnTuTuスコアでSnapdragon 8 Eliteを上回る注目のレビュー動画は、中国のテック系クリエイター「阿文鉴机」によって一時的に公開されたもので、現在は投稿が削除されていることから、誤ってフライング公開された可能性が高いと見られます。その内容によると、「Xiaomi 15S Pro」はAnTuTuベンチマークで2,535,163点を記録。一方、同社のSnapdragon 8 Eliteを搭載した「Xiaomi 15 Pro」は2,515,259点とわずかに及ばず、Xiaomiの独自SoCがQualcommの最新ハイエンドチップをわずかに上回った形です。あくまで「善戦」、他社ハイエンドには届かずただし、注意すべきは、このスコアがSnapdragon 8 Elite搭載機の中でも最高クラスではない点です。例えば、まもなく発表予定とされる「RedMagic 10S Pro+」は、同じSnapdragon 8 Eliteを搭載しつつ、315万点以上のスコアを叩き出すとも言われており、「Xring O1」の性能が突出しているわけではありません。それでも、SoC開発においては設計自由度や製造コスト、チューニング性、そして何より発熱や消費電力などのトータルバランスが重要視される中で、Snapdragon 8 Eliteと互角に近い数値を叩き出せたこと自体、Xiaomiの技術力の進化を示す指標と言えるでしょう。今後の展開にも注目今後、「Xring O1」が実際の使用環境でどの程度の効率性や放熱性能を発揮できるかは未知数です。しかし、XiaomiがSoCの自社開発という次のステージへと踏み出しつつあることは明白で、同社の戦略に大きな影響を与える可能性を秘めています。Xiaomi 15S ProおよびPad 7 Ultraの正式発表時期はまだ明かされていませんが、今回の情報を受けて、発表への期待はますます高まりそうです。

ソース

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