
Samsungのミドルレンジ「Galaxy A7x」シリーズが約3年ぶりに戻ってくるかもしれません。新型と思われる「Galaxy A77」がGeekbenchに出現し、これまでのAシリーズとは一線を画す性能を示しています。
10コアCPU+Xclipse 940 GPUを搭載
Geekbenchに登録されたのは、SM-A776Bという型番のSamsung端末。従来の命名規則から、Galaxy A77と考えてほぼ間違いなさそうです。
注目すべきは搭載チップ。未発表のExynos系SoCで、CPUは3+3+3構成の10コア。さらに、GPUとして「Xclipse 940」を採用しています。
このXclipse 940は、かつてフラッグシップ向けとしてExynos 2400系に採用されたGPUと同じ世代にあたり、ミドルレンジ機としては異例の性能を期待できそうです。

実測スコアは現行Aシリーズを大幅更新

ベンチマーク結果によると、テスト機は8GB RAMを搭載し、Android 16で計測。
Geekbench 6のスコアは以下の通りです。
- シングルコア:1,673
- マルチコア:5,697
特にマルチコア性能は、現在のAシリーズ主力「Galaxy A56」に搭載されるExynos 1580と比べて約45%向上。さらに、Galaxy S25 FEのExynos 2400に迫る水準となっています。
価格帯はS FEシリーズより下か
この性能をもつA77がどの価格帯に投入されるのかは大きな注目点です。
S FEシリーズ(Fan Edition)より下のミドルハイとして展開される可能性が高く、もし価格次第では、最もコストパフォーマンスの高いSamsung機になるかもしれません。
発売時期は未定、A57も準備中?
現時点では、Galaxy A77の発売スケジュールについては明らかになっていません。同時に、より下位の新モデル「Galaxy A57」もGeekbenchに登場しており、こちらにも新たなExynosの動きが見られるようです。
Aシリーズの強化が進むなか、Samsungのミドルレンジ市場戦略に大きな変化が訪れそうです。続報に期待したいところです。

