Galaxyユーザーに広がるバッテリー不満 One UI 7で電池持ちが悪化との声相次ぐ

Samsungが提供する最新のソフトウェアアップデート「One UI 7」について、バッテリー持ちの悪化を訴えるユーザーの声が止まりません。特に海外でAndroid 15ベースのOne UI 7を受け取ったGalaxy S24シリーズやGalaxy Z Foldシリーズのユーザーからは、「アップデート後に1日持たなくなった」といった切実な報告が多数寄せられています。

一時的な消費増加では片付けられない?

ソフトウェアアップデート直後に一時的な電池消費が増えるのはよくあることですが、通常は数日から1週間ほどで落ち着くのが一般的です。しかし、One UI 7に関しては、配信開始から数週間が経過してもなお、バッテリーの減りが早いという指摘が相次いでいます。

たとえば、海外掲示板RedditではGalaxy S24+ユーザーが「以前は6〜7時間の画面オンタイムがあったのに、今では丸一日持たない」と投稿。他のユーザーからも同様のスクリーンショットや統計が数多く共有されており、特定の機種だけでなく、幅広いモデルに影響が出ている可能性があります。

Galaxy Z Foldシリーズにも影響

問題はS24シリーズにとどまりません。折りたたみ型のGalaxy Z Foldシリーズでも、One UI 7にアップデートして以降、5時間の画面オンすら難しいという声が複数上がっています。特に、One UI 6.1と比較した実測値で明らかな電池持ちの低下が確認された事例もあり、アップデートの影響は無視できないレベルに達しているようです。

対策も一部で議論 しかし“抜本的な解決”には至らず

バッテリー問題に悩まされるユーザーの間では、さまざまな対策がシェアされています。キャッシュパーティションの削除、開発者向けオプションの調整、省電力モードの活用などが代表的ですが、いずれも一般ユーザーにはハードルが高い手法です。

中には、機能を大幅に制限して電池持ちを改善しようとする極端な方法も見られますが、せっかくのフラッグシップ端末を“スマート”に使えなくなるという本末転倒な結果にもなりかねません。もちろん、最終手段として初期化(ファクトリーリセット)を推す声もありますが、データのバックアップを含めた慎重な対応が求められます。

日本版Galaxyにも影響の可能性?

現時点では、日本国内のGalaxyモデルにはAndroid 15ベースのOne UI 7はまだ配信されていません。しかし、今後のアップデートで同様の問題が起こる可能性は十分に考えられます。特にS24シリーズやZ Foldシリーズなど、海外と同仕様のモデルを使用しているユーザーは、今後の配信に備えて注視しておくべきでしょう。

最新アップデートで期待された“進化”の陰で

One UI 7では、クイック設定パネルのUI改善やロック画面通知アイコンの復活など、多くのユーザーが歓迎する変更も盛り込まれていました。しかし、日常的な使い勝手に直結するバッテリー性能の悪化は、それらの改善をかすませてしまうほどの深刻な問題です。

Android 15ベースで提供されるOne UI 7は、理論上では電力効率の改善も含まれているはずでした。にもかかわらず、現時点では逆に「電池が持たなくなった」という評価が目立つ結果に。Samsungが今後のパッチやマイナーアップデートでどのように対応するのか、引き続き注目が集まりそうです。

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