Snapdragon Summit 2025は9月23日からハワイで開催へ ― 次世代PC向け「Snapdragon X」チップを発表予定

米Qualcomm(クアルコム)は、毎年恒例となっている「Snapdragon Summit(スナップドラゴン・サミット)」の2025年開催日程を正式に発表しました。今回は、9月23日から25日にかけて、例年どおりハワイで開催される予定です。

この発表は、同社CEOのクリスティアーノ・アモン氏が現地時間5月19日に行われたComputex 2025の基調講演内で明らかにしたものです。

新型「Snapdragon X」チップを予告

アモン氏によると、今回のサミットでは、PC向けの次世代チップセット「Snapdragon X」シリーズの新モデルがお披露目されるとのこと。ただし、具体的な仕様や性能に関する詳細については明かされませんでした。

Snapdragon Xシリーズは、Windows PC向けのArmアーキテクチャ採用チップとして展開されており、AppleのMシリーズに対抗する存在として注目を集めています。今回の新モデルがどのような進化を遂げているのか、サミットでの発表に期待が高まります。

モバイル向け新型チップ「Snapdragon 8 Elite 2」にも注目

一方で、スマートフォン向けの次期フラッグシップチップセットとされる「Snapdragon 8 Elite 2」に関しては、今回の講演では触れられませんでした。ただし、例年通りであればこのチップもSnapdragon Summit内で正式発表される可能性が高いと見られています。

リーク情報によれば、Snapdragon 8 Elite 2は、前モデルに比べて最大26%のパフォーマンス向上がAnTuTuベンチマーク上で確認されているとのこと。CPU構成は従来と同じ6+2構成を維持しつつ、新型のAdreno GPUを搭載。グラフィックス性能については最大30%の向上が見込まれているといいます。

搭載スマートフォンの登場は秋以降か

このSnapdragon 8 Elite 2を搭載したスマートフォンは、早ければ2025年10月にも登場すると予想されています。Xiaomi、OnePlus、Realmeといった中国系ブランドをはじめ、各社が新型フラッグシップモデルにこのチップを採用する可能性が高そうです。

Snapdragon Summitは、Qualcommが最新技術や今後の製品戦略を発表する重要イベントであり、今回もPC・スマートフォン両市場における注目のチップセットが揃って発表される場になることが期待されます。続報に注目しましょう。

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