
ソニーモバイルが正式発表をした2025年新型フラッグシップモデル、Xperia 1 VII。
事前リークでは望遠カメラに何らかのアップグレードがあると言われていましたが、ふたを開けてみればアップグレードされたのは望遠ではなく超広角カメラという少し意外な展開になりました。

一方、Xperia 1シリーズの超広角カメラセンサーが新しくなるのはXperia 1 IV以来の3世代ぶりですが、画素数が12MP→48MPに、センサーサイズが1/2.5″→1/1.56″へと、ここまで大きな進化を遂げたのはXperia 1シリーズ初めてです。
そのため、このXperia 1 VIIの超広角カメラで撮影した画像の画質については気になるところです。
というわけで、今回はこのGSMArenaのXperia 1 VII先行レビューからカメラ性能、具体的には超広角カメラで撮影した画像の比較をしてみてたいと思います。
Xperia 1 VII、超広角カメラの進化は確か、特に夜間で性能アップが顕著
まずは日中屋外での比較。
↓


日中の屋外撮影では同じようなアングル、被写体を撮影したものがないので、はっきりとした違いは分かりません。


また、屋内撮影の画像を拡大してもこれといった大きな違いはなさそうです。
しかし、夜間に広角カメラで撮影した画像を比較すると:


一見、Xperia 1 VIで撮影したものの方が明るく撮れているように見えますが、拡大してみると↓


細部はXperia 1 VIIで撮影されたもの(下)の方がきれいに再現されているのが分かります。




Xperia 1 VIで撮影した画像は全体的に光が黄色っぽく、色合いは良いように見えますが、暗い部分がつぶれているのが分かります。
そういった意味で、Xperia 1 VIIの方がリアルな「Xperiaのカメラらしい」本来の色合いの自然な画像に仕上がっているとも言えます。
最終的には好みの問題だと思いますが、それでもXperia 1 VIIの超広角カメラの性能、特に暗所撮影における性能が向上した、というのは確かと言えそうです。