
Android 16 Beta 4でついに搭載へ
スマートフォンの使い勝手を高めるため、各社は日々新たな機能の開発に力を入れています。特にSamsungは、画面をダブルタップするだけでスリープ解除や画面オフができる便利な操作を早くから導入してきました。一方、GoogleのPixelシリーズでは、これまでスリープ中の画面をダブルタップして起動する機能こそありましたが、同じ操作で画面をオフにする機能は提供されていませんでした。
しかし、状況はまもなく変わるかもしれません。最新のAndroid 16 Beta 4には、Pixelユーザー待望の「ダブルタップで画面オフ」機能が搭載される兆しが見え始めています。
隠しコードから見えた新機能
Android Authorityによると、Android 16 Beta 4の内部コードから、ダブルタップで画面をオフにできる新機能の存在が確認されたとのことです。この機能が正式に実装されれば、Pixelユーザーはサードパーティ製アプリに頼ることなく、システム標準でこの便利な操作を利用できるようになります。

現時点では、ロック画面の空白部分だけで動作するのか、ホーム画面を含むあらゆる画面で機能するのかは明らかになっていません。ユーザーとしては、SamsungのOne UIのように、より柔軟に使える形での実装が期待されます。
6月に正式リリース予定、さらなる進化も
このダブルタップ機能は、6月に予定されているAndroid 16の安定版リリースにあわせて正式提供される見通しです。さらに、今回のアップデートでは、Googleのファミリー向け管理サービス「Family Link」に関連した「Supervisionページ」の刷新など、その他にもさまざまな改善が予定されています。
リリース時期に若干の遅れが生じる可能性もゼロではありませんが、順調に進めば、Pixelシリーズは使い勝手の面で大きな進化を遂げることになりそうです。これまで以上に快適な操作体験が提供される日も、もうすぐそこまで来ています。