Pixel 10の壁紙が流出──新たなデザイン路線を示唆か

Googleが今後発表予定のPixel 10シリーズに関する新たな情報が登場しました。今回明らかになったのは、Pixel 10シリーズのものとされる公式壁紙です。複数のメディアが報じたところによると、壁紙のデザインからGoogleの新しいビジュアルコンセプトが垣間見えるとのことです。

ガラスのような質感、抽象的な形──Pixelらしさ全開のデザイン

流出した壁紙は全部で12種類。Pixel 10、Pixel 10 Pro、Pixel 10 Pro XLの3モデル向けにそれぞれ4種類ずつ用意されており、Pixel 10aやPixel 10 Pro Fold向けの壁紙は含まれていません。

そのビジュアルは、一見するとカラフルなレンズやガラスを思わせる質感を持ち、透明感のある抽象的なデザインに仕上がっています。9To5Googleはこれを「カラフルなレンズのよう」と表現していますが、ネット上では「赤血球の形に見える」とユニークな声も上がっており、見る人によって印象が異なるようです。

壁紙の色味から見る本体カラーのヒント?

これらの壁紙は単なる背景画像にとどまらず、Pixelシリーズのボディカラーを示唆している可能性もあります。実際、過去にもGoogleは壁紙と本体カラーをリンクさせた例があり、今回も同様の手法が採られる可能性があります。

Pixel 10の壁紙

Pixel 10の壁紙は鮮やかで発色の強いカラーが中心である一方、Pixel 10 ProおよびPixel 10 Pro XLでは、落ち着いた中間色──たとえば、ニュートラルなブルーやグリーン、ライトブラウンといったカラーが使われています。ただし、ProとPro XLで使用されている色は同一ながら、デザインの形状やレイアウトには若干の違いが見られます。

Pixel 10 Proの壁紙
Pixel 10 Pro XLの壁紙

現時点での情報では、カラー展開に大きな変化はない可能性も

期待が高まる新色ですが、実際には大きな変更はないかもしれません。というのも、2025年3月にCADレンダリングとして流出した画像では、Pixel 10がPixel 9シリーズと同じ「ピオニー(Peony)」カラーで描かれており、Pixel 10 Pro XLも「ヘーゼル(Hazel)」で登場しています。

これらのカラーはPixel 9シリーズでも採用されていたものであり、Googleが従来のカラーパレットを踏襲する可能性は高いと言えるでしょう。ちなみに、Pixel 8にもヘーゼルが存在していましたが、トーンには微妙な違いがありました。

もっとも、例年通りであれば、完全な新色が1つは登場するのが通例です。その点では、まだサプライズが残されているのかもしれません。

リークから垣間見えるGoogleの狙い

今回の壁紙の流出によって、GoogleがPixel 10シリーズで目指すデザインの方向性が少しずつ見えてきました。形状や色彩、質感の選び方からは、「Pixelらしさ」と「視覚的な個性」を同時に追求しようという意図が感じられます。

もちろん、これらの壁紙が本当にPixel 10シリーズのものかどうか、現時点では確証はありません。しかし、これまでの傾向を踏まえると、その可能性は十分に考えられます。

Pixel 10シリーズは2025年後半に正式発表される見込みで、今後もさまざまな情報が明らかになっていくことでしょう。引き続き、その動向に注目です。

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