QualcommがSnapdragon 8s Gen 4を正式発表 〜4nmプロセス&Kryoコア継続も最大49%の性能向上を実現〜

Qualcommは、新たなハイエンド向けチップセット「Snapdragon 8s Gen 4」を正式に発表しました。フラッグシップモデル「Snapdragon 8 Elite」と比べてコストを抑えつつも、高いパフォーマンスと最新機能を備えたこのチップセットは、次世代スマートフォンの中核を担う可能性があります。


進化したパフォーマンス、従来のKryoコアを採用

Snapdragon 8s Gen 4では、Qualcommの独自開発コア「Oryon」は採用されず、従来のKryo CPUアーキテクチャが継続して使用されています。しかし、それでも前世代モデルと比較して最大49%のパフォーマンス向上を実現。これは、より効率的なCPU構成と最適化されたプロセス技術によるものと考えられます。

CPUの構成は「1 + 3 + 2 + 2」というクラスター設計となっており、最も高速なコアは3.20GHzで動作し、パフォーマンスコアは3.00GHzに設定されています。また、GPUの詳細な名称は明かされていませんが、前世代比でグラフィック性能が49%向上したとされています。

さらに、CPU全体のパフォーマンスは最大31%向上し、電力効率も39%改善されているとのこと。これにより、ハイパフォーマンスながらも消費電力を抑えた設計が期待できます。


高速通信と最新規格に対応、ただしmmWave 5Gは非対応

Snapdragon 8s Gen 4は、最新の通信規格やストレージ技術を多数採用しています。

  • 5G通信:Sub-6GHzに対応し、最大4.2Gbpsの下り速度を実現。ただし、mmWave(ミリ波)には非対応。
  • Wi-Fi 7対応:次世代Wi-Fi規格に対応し、高速・低遅延の通信が可能。
  • Bluetooth 6.0:より安定した接続と低消費電力化が期待。
  • UFS 4.0 & LPDDR5X(4,800MHz):最新のストレージ&メモリ規格をサポート。

このように、最新技術を多数取り入れつつも、特定の上位機能を省略することでコストパフォーマンスを重視した設計となっています。


AI処理能力も大幅向上、カメラ性能も充実

Snapdragon 8s Gen 4は、オンデバイスAI機能にも注力しており、最新のNPU(ニューラルプロセッシングユニット)を搭載。前世代比でAI性能が44%向上しており、より高度なAIタスクを効率的に処理できるとされています。

また、ISP(画像処理プロセッサ)は最大320MPのシングルカメラセンサーをサポートし、

  • 8K HDRビデオ再生(60FPS)
  • 4K HDRビデオ録画(60FPS)

といったハイエンドな撮影機能も提供します。これにより、スマートフォンでの動画撮影や写真撮影のクオリティがさらに向上することが期待されます。


どのメーカーが採用するのか?

Snapdragon 8s Gen 4は、特に中国メーカーのハイエンドスマートフォンに搭載される可能性が高いと見られています。すでにいくつかのメーカーが採用を検討しているとの報道もあり、今後の動向に注目が集まります。

Qualcommの最新チップセットが、どのような端末に搭載され、実際の使用感がどのようになるのか、さらなる情報が入り次第、続報をお届けします。

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