Snapdragon 8 Elite Gen 2の詳細と驚愕のベンチマークスコアがリーク!

Qualcommが次世代フラッグシップSoC「Snapdragon 8 Elite Gen 2」の発表を控える中、最新のリーク情報により、その仕様の一部が明らかになりました。前モデル「Snapdragon 8 Elite」と比べて、CPUの構成は据え置かれるものの、製造プロセスやGPUの強化により、大幅なパフォーマンス向上が期待されています。

最新の3nmプロセス「N3P」を採用し、性能と効率が向上

Snapdragon 8 Elite Gen 2は、TSMCの第3世代3nmプロセス「N3P」を採用し、前モデルよりも製造技術が進化しています。これにより、電力効率の向上や高クロック動作時の発熱抑制が期待されます。

また、Qualcommは今回もTSMCに製造を全面委託しており、Samsungは競争から脱落した形となりました。このため、Snapdragon 8 Elite Gen 2は高品質な製造プロセスを確保できるものの、生産コストの上昇が懸念されます。

CPU構成は据え置きながらもクロック速度が向上

CPUの基本構成は「2 + 6」のクラスター構成を維持するものの、新型「Pegasus」コアを搭載し、動作クロックが最大5.00GHzに引き上げられる可能性があります。これは前世代の4.47GHzからの大幅な向上となり、シングルスレッド性能の改善が期待されます。

さらに、ARMの最新技術「Scalable Matrix Extension(SME)」に対応し、マルチコア性能が最大20%向上すると見込まれています。この技術はAppleのM4チップにも採用されており、AI処理や複雑な演算の効率を高める効果があるとされています。

新型Adreno 840 GPUを搭載、グラフィック性能も強化へ

Snapdragon 8 Elite Gen 2には、新型「Adreno 840」GPUが搭載されるとみられています。具体的な性能データはまだ明らかになっていませんが、従来モデルよりもグラフィック処理能力が向上することが期待されます。

また、ARMの「Scalable Vector Extension(SVE)」も新たに追加され、ベクトル演算の効率が向上するとされています。これにより、ゲームや高負荷な処理において、さらに優れたパフォーマンスを発揮できる可能性があります。

Antutuベンチマークスコアは380万超え!

そして以下はDSCが追加情報として投稿していた投稿。

これによると、Snapdragon 8 Elite Gen 2のAntutuベンチマークにおけるベンチマークスコアは380万ポイントを超えるとのことです。

現在のSnapdragon 8 EliteのAntutuスコアは260~270万ポイントといったところなので、次世代チップセットでは4割前後の性能向上が見込めることになります。

今後の展開—2026年には2nmプロセス採用の次世代モデルも登場か

2025年のSnapdragon 8 Elite Gen 2ではTSMCの3nmプロセスが採用されますが、2026年にはさらに進化した2nmプロセスで製造される次世代SoCが登場すると噂されています。その際、Qualcommは2種類のフラッグシップSoCを投入する可能性があり、そのうちの1つが「Snapdragon 8 Elite Gen 3」になると予測されています。

今後の正式発表に向け、さらなる詳細やベンチマーク結果が出てくることが期待されます。Qualcommの最新チップがAppleや他の競合メーカーにどこまで迫ることができるのか、引き続き注目していきたいと思います。

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