Nintendo Switchの次世代モデル「Nintendo Switch 2」は、当初予想されていた399ドル（約5万9000円）よりも高額になる可能性があると、業界アナリストが指摘しています。
Switch 2の価格は最大7万4000円に？
これまでNintendo Switch 2の価格は399ドル（約5万9000円）程度と予測されてきましたが、最新のレポートではさらに高くなる可能性があるとのことです。Bloombergが報じたところによると、東洋証券のアナリスト・安田秀樹氏は「Nintendo Switch 2のチップコストは130～150ドル（約1万9000円～2万2000円）と推定され、最終的な価格は499ドル（約7万4000円）になっても不思議ではない」と分析しています。
499ドルという価格は、発売当初のPlayStation 5と同じ価格帯です。ただし、499ドルまで上がる可能性があるとはいえ、マッコーリー・キャピタルの山科寛氏は「399ドルから449ドル（約5万9000円～6万6000円）の範囲に収まるのではないか」と予測しており、やや抑えめの見方もあります。
価格決定のカギを握るのは？
任天堂の古川俊太郎社長は、2月の決算説明会で「消費者が想定する価格を考慮する必要がある」とコメントしており、500ドル（約7万4000円）という価格設定が一般消費者の期待と合致するかどうかは疑問が残ります。Nintendo Switchはコストパフォーマンスの高さも人気の理由のひとつであり、過度な値上げは販売戦略上のリスクになりかねません。
発売時期は6月が有力か
発売時期については、6月説が有力視されています。サンフォード・C・バーンスタインのアナリスト、ロビン・ジュー氏は「Nintendo Switch 2は6月に発売される可能性が高い」と予測。また、発売時の在庫は600万～800万台に達する可能性があるとも述べています。
一方で、Nintendo Switch 2の詳細スペックは依然として不明な点が多いものの、Joy-Conがマウスとして使用可能になるという噂や、本体にボイスチャット機能が搭載される可能性も指摘されています。
任天堂は4月4日にNintendo Directのライブ配信を予定しており、このイベントで価格や発売日、さらには本体機能やローンチタイトルについての正式な発表が期待されています。
