
小型スマートフォンを求めるユーザーに向け、新たな選択肢となる「Enough Phone」が登場しました。iPhone 13 miniに近いコンパクトな筐体に、交換可能なバッテリーや長期ソフトウェアサポートを備えたAndroidスマートフォンです。
Enough Phoneは現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施しており、Super Early Bird価格は399ドル(約6万3,000円)。出荷開始は2027年5月を予定しています。
iPhone 13 miniに近いサイズの小型スマートフォン
Enough Phoneの本体サイズは133×64mmで、iPhone 17と比較すると高さが16.6mm、幅が7.5mm小さくなっています。サイズ感はiPhone 13 miniに近く、近年では貴重なコンパクトスマートフォンといえそうです。

ただし、本体厚は12mmと比較的厚めです。これは背面パネルを接着剤ではなくネジで固定する設計を採用していることも理由の一つで、内部のバッテリーを簡単に交換できるようにしています。

バッテリー容量は3,500mAhで、ユーザー自身による交換を想定しています。近年のスマートフォンではバッテリー交換が難しい製品も多いため、長期間使い続けたいユーザーにとっては魅力的な特徴になりそうです。
Android 17と独自OSを選択可能 2032年まで更新を提供
Enough Phoneでは、ソフトウェアについても2つの選択肢が用意されています。
- Android 17:一般的なAndroidアプリを利用できる通常のOS
- OdysseyOS:SNSアプリなどを省いたシンプルな独自OS
どちらを選択した場合でも、2032年までセキュリティアップデートが提供される予定です。
長期サポートに加えてバッテリー交換にも対応するため、ハードウェアとソフトウェアの両面から長く使えるスマートフォンを目指しているようです。
Dimensity 7500搭載のミドルレンジ仕様
Enough Phoneの主な仕様は以下のとおりです。
- SoC:MediaTek Dimensity 7500
- メモリ:8GB
- ストレージ:128GB
- microSDカードスロット
- ディスプレイ:5.3インチ
- 解像度:1,520×720
- メインカメラ:50MP(Sony IMX766、1/1.56インチ)
- フロントカメラ:32MP
- バッテリー:3,500mAh、交換可能
- 指紋認証:電源ボタン一体型
- NFC、GPS搭載
性能面では一般的なミドルレンジスマートフォンに近い構成です。ディスプレイ解像度はHD+相当となっており、最新の高性能スマートフォンと比べると控えめです。

また、プラスチック製の筐体を採用しているものの、防水には対応していません。
Kickstarterで399ドル、出荷は2027年5月予定
Enough Phoneは現在、Kickstarterでクラウドファンディングを実施しています。Super Early Bird価格は399ドルで、送料や輸入時の消費税、関税などは別途必要です。
出荷開始は2027年5月を予定していますが、現時点ではメーカーが動作する試作機を公開していない点には注意が必要です。
クラウドファンディング製品には、出荷の遅延や製品が届かないリスク、品質上の問題などが伴う可能性があります。
iPhone 13 miniのような小型スマートフォンが市場から減少するなか、Enough Phoneは交換式バッテリーと長期アップデートを組み合わせた新たな選択肢になりそうです。ただし、実際の製品品質や使い勝手については、今後公開される試作機や出荷後の評価を確認する必要があります。

