
GoogleがPixelスマートフォン向けに、ホーム画面のアイコン形状を変更できる新機能を開発中であることが明らかになりました。Android 16の次期アップデートで追加される予定のこの機能により、ユーザーは標準の丸型アイコン以外のデザインを選択できるようになります。
Pixel Launcherに待望のアイコン形状変更機能
Pixel Launcherはシンプルで洗練されたインターフェースが特徴ですが、他のAndroid向けサードパーティ製ランチャーと比べるとカスタマイズ性が低いと指摘されてきました。しかし、今回の新機能により、アイコンの見た目を好みに合わせて変更できるようになります。
このアイコン形状カスタマイズ機能は、もともとAndroid 11に搭載されていたものの、その後削除された経緯があります。昨年11月にはGoogleがこの機能を復活させる動きを見せており、Android 15の一部ベータ版ではすでに「アプリアイコンの形とレイアウト」メニューが追加されていることが確認されました。
6種類のアイコン形状が選択可能
現在、Googleが提供を予定しているアイコン形状は以下の6種類です。
- デフォルトの円形
- 正方形
- 四角形に丸みを帯びたデザイン(通称「四角クッキー」)
- 多角形デザイン(通称「七角クッキー」)
- アーチ型
- 複雑なクローバー型


この機能を有効化すると、ホーム画面、アプリドロワー、フォルダ内のアイコンが選択した形状に統一されます。ただし、アプリ履歴画面や設定アプリ内では適用されない仕様になっています。
実装時期は未定も、期待高まる
この新機能は、Pixelの壁紙アプリの開発中バージョンに統合されており、Googleが昨年8月から改良を続けているものです。現在のAndroid 16ベータ版ではまだ正式に有効化されていませんが、開発者向けの調整を行うことで一足先に試すことが可能となっています。
Pixel Launcherは他のランチャーと比較するとカスタマイズ性に制限が多く、一部のユーザーはサードパーティ製ランチャーに乗り換えることを余儀なくされていました。しかし、このアイコン形状変更機能が正式に導入されれば、Pixel Launcherの使い勝手が向上し、純正ランチャーを利用するユーザーも増えるかもしれません。
Googleがこの機能をいつ正式リリースするのかは明らかになっていませんが、多くのPixelユーザーが心待ちにしていることは間違いないでしょう。