
YouTubeアプリでショートが勝手に開く不具合が発生
YouTubeが近年力を入れているショート動画機能「ショート」。専用タブの追加やホームフィード・登録チャンネルフィードへの統合など、ユーザーの目に触れる機会が増えています。しかし、一部のユーザーから「YouTubeアプリを開くと、勝手にショートが再生される」という不具合が報告されています。
これまでも「最後に視聴していたのがショートだった場合、次回アプリを開いた際にショートが表示される」という仕様はありましたが、最近では「前回の視聴履歴に関係なく、アプリを開くと自動的にショートが流れる」ケースが増えているようです。
発生状況と影響を受ける端末
この不具合は、Android版YouTubeアプリの最新バージョンで発生しているようです。実際に Nothing Phone (3a) や Pixel 9 Pro Fold での発生が確認されており、Reddit上でも同様の報告が増えています。しかし、現時点では iOS版での発生は確認されていません。
不具合の特徴として、アプリを開くとまずショートが表示され、「戻る」ボタンを押すと通常のホーム画面に戻るという点があります。UIの挙動を見る限り、アプリが誤ってショートの画面を最優先で表示してしまっている可能性が高いと考えられます。
一時的な対処法
現時点でYouTube側からの正式な対応は発表されていませんが、以下の方法で一時的に問題を解決できる可能性があります。
- アプリのキャッシュとデータをクリアする
- 「設定」→「アプリ」→「YouTube」→「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除/ストレージを削除」
- これにより、一度は正常な動作に戻るものの、再びShortsを開くと問題が再発する可能性があります。
- YouTubeアプリのアップデートをアンインストールする(Androidのみ)
- Playストアで「YouTube」を検索し、「アンインストール(更新を削除)」を実行することで、プリインストール版に戻すことができます。
- YouTubeアプリのアップデートを待つ
- 不具合の影響範囲が広がっているため、今後のアップデートで修正される可能性が高いです。
YouTubeはこれまでも頻繁にアプリの仕様変更や実験的な機能を追加してきましたが、今回の問題がバグなのか、意図的な仕様変更の一環なのかは不明です。引き続きYouTubeの対応を注視する必要がありそうです。