サムスンが、インド市場向けに5G対応の新型スマートフォン「Galaxy A06 5G」を発表しました。低価格帯のエントリーモデルでありながら、4年間のOSアップデートを保証するという、ミッドレンジやフラッグシップモデル並みのサポートが特徴です。
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これは、サムスンの最廉価シリーズであるGalaxy A0xシリーズとしては異例の対応であり、ユーザーにとっては非常に魅力的なポイントです。
一方、ソニーのXperiaシリーズは、昨年発売されたXperia 1 VIでようやくOSアップデートの提供回数を2回から3回に延長しましたが、同世代のミッドレンジモデルXperia 10 VIでは依然として2回のままです。この点では、ソニーにもサムスンの姿勢を見習ってほしいところです。
Galaxy A06 5Gのスペックと特徴
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Galaxy A06 5Gは、最新のOne UI 7を搭載して発売される最初のスマートフォンの一つであり、これまでに登場したGalaxyスマートフォンよりも一足早く最新OSを体験できるのも魅力です。
また、カラーバリエーションはブラック、グレー、ライトグリーンの3色展開。価格は、4GB RAM / 64GB ストレージモデルが約10,500ルピー(約120ドル)、6GB RAM / 128GB ストレージモデルが約13,000ルピー(約150ドル)となっています。なお、発売初期には2,000~2,500ルピー(約25~30ドル)の割引も適用されるとのことです。
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主な仕様は以下のとおりです。
- 6.7インチ PLS LCDディスプレイ(HD+解像度、90Hzリフレッシュレート)
低価格帯ながらスムーズな操作性を提供。 - Dimensity 6300 チップセット搭載
今回はサムスンのExynosではなく、MediaTek製のチップを採用。 - デュアルカメラ構成
- メインカメラ:50MP
- マクロカメラ:2MP
- フロントカメラ:8MP
- 12の5Gバンドに対応
グローバル展開を視野に入れた5G対応。 - IP54の防塵・防滴性能
多少の水しぶきやホコリに耐えられる設計。 - 3.5mmイヤホンジャック搭載
ワイヤレスイヤホンを使わないユーザーにも配慮。 - 5,000mAhバッテリー + 25W急速充電対応
大容量バッテリーで長時間使用が可能。
また、このGalaxy A06 5Gは、最近インドで発表されたGalaxy F06 5Gと同じ仕様を持っており、A06 5Gはインド以外の国でも展開される可能性がある一方で、F06 5Gはインド市場限定となる可能性が高いとのことです。
エントリーモデルでも長期間使えるGalaxy A06 5G
サムスンのスマートフォンは、フラッグシップモデルだけでなく、エントリーモデルでもしっかりとしたアップデート保証を提供することで、ユーザーに長期間安心して使える環境を提供しています。Galaxy A06 5Gが4回のOSアップデートを保証する一方で、Xperia 10 VIのアップデート回数が依然として2回止まりなのは、やはり比較すると物足りなさを感じてしまいます。
今後、Xperiaシリーズもより長期的なサポート体制を整えてくれることを期待したいところです。