ソニーモバイルの最新フラッグシップ、Xperia 1 VI。
これまでのXperia 1シリーズ機種と比べて画面解像度から画面アスペクト比、最大輝度、LTPO採用など、ディスプレイに関する仕様が大きく変わったことはご存じの方も多いと思います。
しかし今回、このXperia 1 VIでは画面のチラつき(フリッカー)に関する少し気になる情報が見つかりました。
これはXperia 1 VIのPWMフリッカーをテストしたもの。
テクニカルなことは別にして(というか私が無知なのでうまく説明できません)、Redditユーザーからの説明によると、要はこのXperia 1 VIではPWM値が240Hzと過去モデルと比べてPWM値が低く、画面がチラつきやすい、とのこと。
これはNotebookcheckというサイトからのデータだと思われますが、確かに1 III以降の過去3世代の機種と比べて値は低くなっています。
また、ライバル機種のGalaxy S24シリーズと比べても1 VIの値は約半分ということに。
PWM調光とは?
PWM(Pulse Width Modulation, パルス幅変調)調光とは、ディスプレイの調光の一方式ですが、スクリーンを暗くするために実際に電流を減らすのではなく、高速で光源のオンオフを繰り返すことで、脳の錯覚により画面全体が暗くなったように感じさせるというもの。
そしてこのPWMの値が低いほど、そのオンオフのサイクルが長いということになり、「ちらつき」を感じやすくなります。
また、オフの状態が長いほどユーザーは画面が暗い感じるので、端末のスクリーン輝度を低くした時ほどフリッカーは起こりやすいという事にもなります。
ちなみに私はフリッカー(画面のちらつき)にはかなり鈍感?なので、これまで気にしたこともありませんでした。
が、今回の件をきっかけに少し調べてみたところ、フリッカーに敏感な方はこれが原因で頭痛や眼球の痛み、目の充血などの健康問題がでる場合もあるようで、そういった方にとってはフリッカーの少ない「目に優しい機種」選びというのがかなり切実な問題の模様。
このPWM値の低下が実際に気になるという方は一部だとは思いますが、フリッカーに敏感な方は、今回のXperia 1 VIのディスプレイの「ちらつき度」が過去数世代のXperia 1シリーズとは違う、ということは知っておいた方がよさそうです。
コメント