国内のXperia 1 VIは8割近くのユーザーが「SIMフリー版」を選択、キャリア版は大苦戦の予感

Nearly 80% of users in Japan choose  SIM-free Xperia 1 VI  while the carrier version is expected to suffer greatly.

キャリア版は6月7日、SIMフリー版は6月21日に発売予定のソニーの新型フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VI」。

台湾などでは「レッド」カラーが受けたのか、かなり好調な滑り出しのようですが、日本での売り上げは未知数といったところ。

一方、国内ではここ何年かSIMフリー版のXperiaフラッグシップの割合が増加しており、今回も同様の傾向が予想されます。

というわけで、X上で国内のXperia 1 VI購入予定者に対してどこから入手しますか?というアンケート調査を行ってみました。

Xperia 1 VIをどこから購入しますか?

結果は一目瞭然でSIMフリー版(直販モデル)を購入する予定というユーザーが全体の8割近くを占めるという事態に。

ソフトバンクに関しては価格がまだ未発表なので選択する人が少ないのは仕方がありませんが、それにしてもSIMフリー版を選択するユーザーが圧倒的に多いのは少し意外。

ただ、ここ数世代でXperiaフラッグシップはキャリア版とSIMフリー版の発売時期の間隔が縮まっていることに加え、端末単体価格ではどのキャリア版よりもSIMフリー版の方が安いという状態が続いています。

そのため、Xperia 1 VIや1 Vからすでに発売後しばらくはSIMフリーの購入者の方が多いという状態は起きており、キャリア版が優勢となるのはこれらのモデルが「旧型」となって大幅な割引が開始されてから、というのもパターン化しつつあります。

ハイエンドXperiaのキャリア版は買うメリットがほとんどない?

特にキャリアのサービス加入や2年後の返却といった縛りを嫌うユーザーにとっては、仮に回線は3キャリアのいずれかのものを使うにしても、端末をキャリアから買うメリットというのはほぼ皆無の状態です。

また、今回のXperia 1 VIはいずれのキャリアでもカラーバリエーションはブラックとプラチナシルバーの2色のみなのに対し、SIMフリー版ではこれら2色に加えてカーキグリーンとスカーレットという限定カラーがあるので、このカラーバリエーションの違いもSIMフリー版人気の背景にありそうです。

一方、Xperiaに限らず、ここ何年もキャリアで売れ筋となっている機種は常にミッドレンジやエントリーモデルで、最近では発売直後であってもハイエンドモデルが売り上げランキングの上位にランクインするというケースはほぼ皆無。

そのうち、キャリアはフラッグシップの取り扱いをやめ、ミッドレンジ以下のモデルのみ取り扱い、なんて時代も来るのかもしれませんね。

XperiaXperia 1 VI
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