SoCダウングレードのAQUOS R9、SD8Gen2搭載の前モデル AQUOS R8との性能差は?

本日、ドコモからの発売予定がアナウンスされたシャープの最新フラッグシップモデル「AQUOS R9」。

当サイトの予想通り、搭載チップセットは最新ハイエンド向けのSnapdragon 8 Gen 3ではなく、そのダウングレードSoC、Snapdragon 7+ Gen 3となることが判明しました。

一方、このSnapdragon 7+ Gen 3はまだ搭載機種が少なく、その実力については未知数な部分が大きいのも事実。

AQUOS R9に搭載のスナドラ7+Gen3の実力は?

というわけで今回はこのAQUOS R9の性能把握のために、同モデルと同じSD7+Gen3を搭載したOnePlus Nord4のベンチマークスコアを見てみたいと思います。

これによると、Snapdragon 7+ Gen 3搭載機のGeekbenchにおけるベンチマークスコアはシングルコアが1800ポイント台、マルチコアが4800ポイント前後といったところ。

一方、以下は最近発見されたソニーのSD8Gen3搭載機、Xperia 1 VIのベンチマークスコア:

SD8Gen3搭載機と比べると、SD7+Gen3のスコアはシングルコアで2割程度、マルチコアでは4割程度も低いという事になります。

ちなみにSnapdragon 7+ Gen 3とSnapdragon 8 Gen 3は同じCPUコアを搭載していますが、それぞれのコアのクロックスピードがかなり異なります:

そしてこのコアの動作スピードが今回のベンチマーク上での性能差という事に。

なお、以下はSnapdragon 8Gen 2搭載のAQUOS 9の前モデル、AQUOS R8のベンチマークスコア:

同モデルのシングルコアは2000ポイント程度、マルチコアは5400前後なので、これと比べるとAQUOS R9の性能は1割ほど下。

つまり、今回のAQUOS R9は少なくともCPU性能においては前作のAQUOS R8よりも劣る、ということになります。

AndroidスマホのベンチマークスコアAQUOS
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