クアルコムが先日アッパーミドル/準ハイエンド向けに発表をしたSnapdragon 8s Gen 3。
Snapdragon 8 Gen 3の廉価版SoCとしてすでに複数のモデルに搭載されることが判明していますが、今回、この新型チップセットの「サイズ」と一般には公開されていないSD8Gen3とのスペックの違いに関する情報が報じられていました。
ITホームが伝えたもので、まず、このSnapdragon 8s Gen 3のサイズは8.40 x 10.66mmでSnapdragon 8 Gen3の10.71 x 12.81mmと比べると約35%小さいとのこと。
画像で見比べても「何が?」かは分かりませんが、SD8sGen3はSD8Gen3と比べるとかなり回路が簡素化されているように見えます。
また、今回明らかになった点としてはSnapdragon 8s Gen3はSnapdragon 8 Gen3と比較してキャッシュにも違いがあり、X4メガコアのL2キャッシュは2MBから1MBに、A720メガコアのL2キャッシュは512KBから256KBに、L3キャッシュは12MBから8MBに、SLCキャッシュも6MBから3.5MBにそれぞれ減少しているとのこと。
つまり、各コアのクロックダウンと、GPUのダウングレード以外にも劣化点があるということに。
これが実際のパフォーマンスにどの程度影響を与えているのかは分かりませんが、確かに、SD8sGen3は公開されているスペックを見る限り「出来過ぎ感」があるのもの事実。
やはり見えないところでスペックダウンはされているようですね。
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