シャープの2023年最新ミッドレンジスマートフォン「AQUOS sense8」。
現在最も売れている機種の一つと言っても過言ではない人気機種である一方で、いくつかの気になる不具合報告もあり、そのうちの一つが「圏外病」。
具体的には一旦端末が電波の届かない圏外になってしまうと、自動で復帰しない、あるいは復帰するのに異常に時間がかかるといった問題で、かなり広範囲に発生報告が見られた不具合です。
しかし今回、ドコモ版のAQUOS sense8 SH-54Dに対してこの不具合を修正を含むファームウェア・アップデートが提供開始されました。
「まれに、圏外から復帰するのに時間がかかる」という症状の改善が含まれており、これが俗にいう「圏外病」の修正であることは間違いないと思われます。
11月のセキュリティパッチも含んでおり、また「圏外病」以外にも画面下部のナビゲーションバーが反応しにくい不具合も修正されているとのことです。
なお、AQUOS sense8はドコモ版以外にもau/UQ mobile版、楽天モバイル版、そしてSIMフリー版(公開市場版)がありますが、今回のアップデートは発売以降初めてとなります。
今後、他のバージョンのAQUOS sense8にも同様のアップデートが提供されると思われるので、とりあえずこの「圏外病」に関しては一件落着となりそうです。
追記:
その後、au版とSIMフリー版のAQUOS sense8にもアップデートの提供が確認され、また、ユーザー報告によると、これにより同問題は完全に改善したと言ってよさそう。
また、同モデルでもう一つ報告の多かった、デュアルSIM運用で、片方の通信しか使えないという問題についても今回のアップデートで改善されているようです。
さらにもう一つの不具合、OK Googleを有効にしていると音声入力が使えない、という不具合についても今回修正。
これで以前お伝えしたこのAQUOS sense8の「3大不具合」は一気に解消されたということに。
このシャープの迅速な対応については素直に評価したいところです。
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