本日クアルコムが正式発表したアッパーミドル機向けの最新チップセット「Snapdragon 7 Gen 3」。
すでに中国メーカーのいくつか同チップセット搭載機種をリリースすることが明らかになっていますが、今回、その他にこのSD7Gen3を搭載する機種に関して非常に興味深い情報がWeibo上に投稿されていました。
骁龙 7 Gen3 将成为与骁龙 695 5G 一样受欢迎的芯片组。 大多数中国厂商、索尼、三星和其他厂商。
Snapdragon 7 Gen3はSnapdragon 695 5Gと並みに普及するチップセットになるでしょう。
ほとんどの中国メーカー、ソニー、サムスン、その他複数のOEMが採用する。
このSnapdragn 7 Gen 3はかなり広範囲に搭載されるチップセットなるようで、同チップを採用する中国「以外」のメーカーとしてソニーとサムスンの名前が挙がっています。
ソニーがこれまでXperiaにSnapdragon 7シリーズチップセットを採用した例はありません。
よって、これは新シリーズ投入か!?と言いたいところ。
ですが、現在のソニーのモバイル部門に新たにアッパーミドル機の新型Xperiaラインナップを追加するような余裕はないような気もします。
そうなると可能性が最も高いのは次世代ミッドレンジ機種「Xperia 10 VI」に搭載というとことに。
一方、今年と去年のXperia 10 Vと10 IVは2世代連続で同じSnapdragon 695を搭載しており、もしVIがSD7Gen3搭載であれば世代だけでなく、クラス的にもワンランクアップ、ということに。
そういえば、昨年夏の発表のSnapdragon 6 Gen 1の後継チップとなるはずのSnapdragon 6 Gen 2は今年はまだに発表されていませんが、どうなっているのでしょう。
SD6Gen1はSD695とはかなり対照的に、採用機種が極端に少ないチップセットで、国内では最近ようやく同チップを搭載した国内初のモデルとしてAQUOS sense8がリリースされたばかり。
同チップ不人気の理由は謎ですが、ひょっとすると何らかの理由で複数メーカーがSD6Gen1を避け、代わりにこのSD7Gen3を採用するという方向性なのかもしれませんね。
なお、このSnapdragon 7 Gen 3はSnapdragon 7+ Gen2やSnapdragon 7s Gen2ではなく、Snapdragon 7 Gen 1の後継チップという少し不思議な位置づけになっています。
ただ、性能面でもコアの最高スピードを見る限りではSnapdragon 7+ Gen2よりもおそらく低く、初代SD7Gen1の後継チップと呼ぶのが相応しい気もします。
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