クアルコムの次世代ハイエンド向けチップセット、と言えばSnapdragon 8 Gen3。
Galaxy S24シリーズやXperia 1 VI/5 VIなど、来年のフラッグシップモデルに搭載されるはずのチップセットですが、今回は前作にも増してさらに発表・リリースが早まるとも言われています。
そんなSnapdragon 8 Gen3ですが、今回、WeiboやTwitterなどで名が知れた「2大リーカー」がそろってこのチップセットに関する新情報を提供していました。
Ice Universeの名で知られる超有名リーカーがWeibo上に投稿していた内容をNotebookcheckが伝えたもので、これによると、まずSnapdraogn 8 Gen3の性能は着実に向上しているものの、アグレッシブな進化ではなく、電力効率の向上はSD8Gen2と変わらないか少し良い程度、とのこと。
また、別の有名リーカー、Digital Chat Sation氏も:
「SM8650/D9300はすでに大きく性能が向上していますが、現在の内部テストでは原神1080pはまだ60fpsで安定しません。」
要は、SD8Gen3は少なくとも現時点では少し前に報じられたようなGPU性能50%アップといった劇的な性能進化となる可能性は低い、ということ。
今年のSnapdragon 8 Gen2は発熱問題が頻繁に取沙汰されたSD888やSD8Gen1と比べると非常に安定しており、数世代ぶりの「名チップ」とも言われており、メーカーを問わず、同チップを搭載した今年のハイエンドモデルは「当たり」とも。
一方、大半のユーザーもチップセットに対して毎年の「劇的」な性能進化は期待していないはずで、ベンチマーク上での性能進化よりも、発熱抑制やバッテリー効率の向上の方に重点を置いてほしいと望んでいると思われます。
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