Googleが数日前に米国や英国で一般公開をした対話型AIサービス「Bard」。
ChatGPTのライバルとして注目されていますが、この「Bard」にはまだ致命的な問題点があることが明らかになったようです。
9TO5Googleが伝えたもので、以下は「Bard」に対し「GoogleはBardのGoogleアシスタントへの統合を計画していますか?」と尋ねた際の回答。
Bardは「Googleは数週間以内にBardをGoogleアシスタントに統合予定です」と答えています。
普通に考えて、まだローンチしたばかりのサービスをいきなり他のサービスと統合するというのはありません。
少なくともGoogleは現時点でBardとGoogleアシスタントの統合予定などは一切言及しておらず、これは完全に誤報です。
一方、9TO5Google曰く、これはネット上でみられる両者の統合を望むユーザーの声を拾ってしまっていることが原因である可能性がある、とのことです。
ちなみに以下はライバルのChatGPTに全く同じ質問をした際の回答。
「可能性はある」としながらも現時点では「公式に統合の予定などは発表されていない」とちゃんとした返答をしています
Bardも本来であれば、このような不確かなことについては「分かりません」や「公開できません」といった回答をすべきところ。
これをあたかも「事実」のように伝えてしまうというのは明らかに問題で、この「Bard」の大きな課題とも言えそうです。
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