来年、2023年の新型Xperia、と言えばXperia 1 Vが話題の中心。
一方、おそらく同時期に発表、リリースされると思われるのがミッドレンジのXperia 10 V。
しかし今回、Xperia 1 Vでも、Xperia 10 Vでもない、アッパー・ミドルレンジのXperiaのものもと思われる謎のベンチマークスコアが発見されました。
Sony PA23とありますが、「PA23」は型番だとしても見かけたことのないフォーマット。
よって、これからどういった機種なのかを予測するのは不可能です。
一方、興味深いのはチップセットで、SM7325-AFとあり、これは調べてみるとクアルコムの「Snapdragon 782G」のものであることが判明。
Snapdragon 782は少し前にクアルコムが静かに発表をしたTSMC製造の6nm新型チップセットですが、コア構成自体は昨年のSnapdragon 778G+と同じで、そのクロックアップ・バージョンといった位置づけ。(SD778G+は国内では「Nothing Phone (1)」に搭載されています)
また、公式発表によるとその性能はSD778G+と比べてCPU性能が5%、GPU性能が10%ほどアップとのこと。
よって、性能的にはSnapdragon 778G+とSnapdragon 7 Gen1の中間くらいになります。
また、今回のベンチマークによると、この謎のモデルに搭載の搭載メモリは8GB RAMとなっています。
なお、ソニーがこれまでにSnapdragon 700番台のSoCを搭載したXperiaを展開した例はありません。
これ、一瞬Xperia 10 Vのものである可能性も考えたのですが、同モデルに搭載されるチップセットがSnapdragon 700番台にアップグレードされる、というのはイマイチ現実味がありません。
となるとベンチマーク自体がフェイクか、もしくは以前から何度か噂にある新シリーズの誕生、という可能性もありそうです。
ただ、現実的に考えて今のソニーモバイルに新たなアッパーミドルレンジの新シリーズを展開する余力があるとも思えず、それならばまだ新型Xperiaタブレットの方がまだ可能性が高いような気もします。
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