2022年もあとわずかとなり、Snapdragon 8 Gen2搭載の次世代Xperia、Xperia 1 IVやGalaxy S22シリーズといったハイエンドモデルを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
一方、国内市場に目を向けると、以前ほどの絶対的地位ではないものの、やはりハイエンド市場ではXperia 1シリーズや5シリーズといったソニー製フラッグシップがNo.1人気であることに変化はなさそう。
ただ、一旦その「ユーザー評価」に目を向けると、少し心配となる変化が起きていることが判明しました。
Xperia 1シリーズの評価は右肩下がり、Galaxy S Ultraシリーズの安定評価
以下は2019年の初代Xperia 1~2022年のXperia 1 IV、そして同世代のGalaxy S Ultraシリーズ(2019年モデルのみはS10+)の価格.comにおけるユーザー満足度評価の推移を表したもの。
いずれの世代でもXperia 1シリーズよりもGalaxy S Ultraの方が評価ポイントが高くなっているのですが、これはおそらく評価をするユーザー層などによっても差が出ると思われ、ここではその点については触れません。
ただ、今回注目したいのは各シリーズの世代ごとの「評価の変化」。
ご覧のように、Galaxy S Ultraシリーズは世代を重ねるごとに少しずつではありますが評価を上げているのに対し、Xperia 1シリーズはさいしんを重ねるごとに少しずつではありますが評価を上げているのに対し、Xperia 1シリーズは初代から評価が右肩下がり。
特にXperia 1 III→1 IVでの大幅な評価低下は無視できないレベルです。
また、Xperia 1シリーズほどではないものの、大まかな傾向としてはXperia 5シリーズとGalaxy Sシリーズでの比較でも似ています。
先述のように、価格.comの満足度評価はユーザーのタイプや過去に使っていた機種などにも左右されるので、一概に異なる機種の評価ポイントを比較できない部分はあると思います。
ただ、Galaxy S Ultraシリーズが世代にかかわらず安定した評価を得ているのに対し、Xperia 1シリーズは世代ごとに評価が低下している、というのは気になるところです。
背景にあるのは「進化幅」の違い?
過去のXperia 1シリーズとGalaxy S Ultraシリーズ、そしてXperia 5シリーズとGalaxy Sシリーズは、大まかに言えばだいたい同じレンジで価格が推移しているので、「価格差」が評価推移の違いの主な原因だとは思えません。
となるとやはり評価の決め手となっているのは過去モデルからの進化幅、ではないかと考えられます。
ただ、この4世代のGalaxyフラッグシップとXperiaフラッグシップを比べてみても、どこがどう進化しており、それをどう評価するか、というのも人それぞれ。
結局「これ!」という決定的な要素というのはないのかもしれませんが、Xperiaの相対的評価がライバル機種と比べて大きく低下している、というのは少し心配ですね。
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