ソニーモバイルの2022年ミッドレンジモデル、Xperia 10 IV。
そしてシャープが今秋にリリースしたAQUOS sense7。
両モデルとも、おそらく今年のミッドレンジAndroid機種では売れ筋トップクラスであることは間違いなさそうです。
一方でこれら2機種は同じSnapdragon 695を搭載しており、価格的にも近いことから、国内ブランドモデルが良いという方にとってはこの2機種の間で迷っている、という方が多いように思えます。
ただ、これらの2モデルの間には意外と知られていない機能面での違があります。
AQUOS sense7にあってXperia 10 IVにはない便利機能
ソニーの一部Xperiaスマートフォンには「HSパワーコントロール」、また、最近のAQUOSスマートフォンには「ダイレクト給電」という機能が搭載されています。
いずれもバッテリーを介さず端末に直接給電をすることで、端末の発熱や劣化を抑えるという優れもの機能として知られています。
ただ、このソニー版直接給電の「HSパワーコントロール」はXperia 1/5シリーズのハイエンドモデルのみで、Xperia 10 IVを含むミッドレンジモデルには非搭載です。
一方、AQUOSスマホの「ダイレクト給電」は最新のAQUOS sense7はもちろんのこと数世代前の機種からハイエンド・ミッドレンジを問わず基本的に全機種に搭載されています。
つまり、Xperia 10 IVとAQUOS sense7の間にはこのバッテリーをバイパスする直接給電機能の有無、という、ユーザーによっては十分購買判断材料となる違いがあります。
そもそもミッドレンジ向けチップセットを搭載のこれらの機種はSnapdragon 8シリーズ搭載のハイエンドと比べると発熱はかなり少ないので、そういった意味でのこの直接給電の意味合いは低いかもしれません。
ただ、ユーザー報告を見ていると、このダイレクト給電を使うか否かでバッテリーの劣化自体にも大きな差が出るとも言われており、これはかなり重要な違いと言えると思います。
ハード面でのスペックの違いも重要ですが、これら2機種でこの部分も考慮することをおすすめします。
ちなみにどうしてソニーはミッドレンジ以下のラインナップにもHSパワーコントロールを搭載しないのでしょう。
やはりコストの問題でしょうか?
ちなみにXperiaのHSパワーコントロールとAQUOSのダイレクト給電では機能自体にもちょっとした違いがあります。詳細は以下の記事をご覧ください。
コメント