2022年版のXperia、と言えば、今年国内でリリースされたのはXperia 1 IV、Xperia 5 IV、Xperia 10 IV、Xperia ACE IIIの4モデル。
今年は楽天モバイルがXperia 5 IVを取り扱うなど、販路は過去数年前よりかなり広がっているという印象です。
一方、Xperiaに限らず、今年リリースのスマートフォンは総じて値上がり傾向が見られ、特に国内ハイエンドモデルに関しては円安の影響もありかなりショッキングな価格アップとなりました。
そのため、Xperia 1 IVなどは予約段階より国内外で不調が伝えられていましたが、どうやら少なくとも2022年版のXperiaの傾向として国内市場でかなりの苦戦を強いられたようです。
当サイトと数年間から交流のある、某キャリアショップで在庫管理を担当している人物からの情報として判明したもの。(キャリア名は出さないで欲しい、とのことなので控えますが、4キャリアの中でも最大手、としておきます)
2022年版Xperiaの国内売り上げは少なくとも半減?
概算ではありますが、2022年モデルの同ショップででの売上は前年同期比でXperia 1 IVはIIIと比べて1/3程度、Xperia 5 IVは5 IIIと比べて1/2程度、Xperia 10 IVもXperia 10 IIIと比べて1/2程度、Xperia ACE IIIはACE IIと比べて2/3程度とのこと。
- Xperia 1 III→1 IV: 1/3に
- Xperia 5 III→5 IV:1/2に
- Xperia 10 III→10 IV:1/2に
- Xperia aCE II→Ace III (2020年比):2/3に
具体的な数値があるわけではないので断定はできませんが、普通に考えて同キャリアでのXperiaの売上は少なくとも半分程度に落ち込んでいる、ということに。
また、どの程度参考になるかは分かりませんが、確かに現時点での価格.comのレビュー数を見ても:
- Xperia 1 III→1 IV: 164件→58件
- Xperia 5 III→5 IV:110→16件
- Xperia 10 III/10 III Lite→10 IV:200件→68件
- Xperia aCE II→Ace III (2020年比):91件→28件
Xperia 5 IVなどはまだ発売されたばかりなので何とも言えませんが、例えば、Xperia 1 IVのレビュー数が来年の今頃に3倍になっているとは思えず、この点からしてもこの2022年モデルのXperiaの国内での売り上げがかなり低調、というのは間違いなさそう。
Xperia 1 IVとXperia 10 IV(特にキャリア版)がかなり高めの価格設定だったことが主な原因ではないかと思いますが、どうなんでしょうか。
また、Xperia 1 IVに関しては発熱問題に起因する機能障害や制限が話題となり、これで大きく評価を落とした部分もあると思います。
もちろん、これは1キャリアでの話なので、他キャリアやSIMフリー市場での動向はまた違う可能性もあります。
が、先日のソニーの決算では、台数は不明ながら売上額では前年度同時期からの減少が明らかにされています。
せっかく黒字化に成功したと言われているソニーのモバイル部門ですが、このままだとまた赤字転落、という可能性もありそうです。
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