ソニーモバイルの2022年フラッグシップの一つ、Xperia 1 IV。
昨日、メモリが16GBにアップグレードされた国内SIMフリー版が発表され、国内ユーザーの間では注目度が再上昇しているという印象です。
さて、そんなXperia 1 IVですが、以前、ベンチマーク上での性能はSD8Gen1搭載機種の中でも低め、という件をお伝えしたことがあります。
しかし今回、それを覆す可能性のある興味深い考察がReddit上に投稿されていました。
Xperia 1 IVはアプデ毎に性能アップ?
このユーザーは新しいアップデート(セキュリティーパッチ)がリリースされる度に、最低でも3日に一度の頻度でGeekbenchベンチマークを測定し、記録を取ってきたとのこと。
そして以下が各パッチごとの平均ベンチマークスコア:
シングルコア | マルチコア | |
5月 | 1011 | 3012 |
6月 | 1042 | 3145 |
7月 | 1102 | 3332 |
8月 | 1187 | 3534 |
3日ごとの計測、とのことなので、単純計算するとパッチごとの計測回数は10回程度と思われます。
よって、誤差はそこそこあるとは思いますが、それでもシングルコア、マルチコア共に徐々に平均スコアが上昇しているのが分かります。
私は最近、あまりベンチマークスコアの計測自体をしていないので全く気付きませんでしたが、確かに以前より動作は落ち着いたような気もします。
が、これについては単純に厚さが和らいできたかな、などと思っていましたが、ひょっとするとソニーがアップデート毎に少しずつパフォーマンス向上のための調整を行っているからなのかもしれませんね。
OSバージョンアップなどのメジャーアップデートでベンチマークスコアが若干変わる、というケースは過去にも何度か見かけましたが、月次のマイナーアプデでこのようにきれいに性能が向上するケースというのは初めて見ました。
ただ、別の見方をすれば、Xperia 1 IVのリリース時のソフトウェアにはかなり未完成な部分があった、とも言えそう。
先日、先日国内リリースが発表されたXperia 1 IVのSIMフリー版、もしくは同モデルの「Gaming Edition」のかなり高めのベンチマークスコアが発見された、という件をお伝えしました。
ただ、部分的にはこのソフトウェアのアップデートによるところもあるのかもしれませんね。
ソース:Reddit
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