Snapdragonチップセットのネーミング・ルール変更以降のチップセット、と言えばSnapdragon 8/8+ Gen1とSnapdragon 7 Gen1。
Snapdragon 8/8+ Gen1はハイエンド向け、Snapdragon 7 Gen1はアッパーミドル向けのチップセットですが、同世代の下位チップセット、Snapdragon 6 Gen1のスペック表がリークされていました。
クアルコムがウェブサイト上で公表するチップセットの概要に見えますが、有名リーカーのEvan Blass氏がTwitter上に投稿していたものなので、「本物」とみて良いと思います。
SM6450というモデル番号で、今年日本でも搭載モデルが複数リリースされているSnapdragon 695 5Gの後継チップという位置づけになると思います。
チップセットの最大クロックスピードは2.2GHz。
これはSD695と同じなので、ベンチマーク上での性能向上はそれほど大きくないかもしれません。
興味深いのはWi-Fi周りで:
Wi-Fi 6E/802.11axに対応しています。
ちなみに、前チップセットのSD695は802.11ac。
また、上位チップのSnapdragon 7 Gen1もWi-Fi 6には対応していますが、Wi-Fi 6Eには非対応。
つまり、この点に関しては下位チップのSD6Gen1の方が優れている、ということになります。
メモリは最大2750MHzのLP-DDR5メモリをサポート。(SD695はLPDDR4x)
なお、プロセスルールについての記述はありませんが、世代からするとおそらく4nmだと思われます。
ミッドレンジ主流の現在、Snapdragon 6シリーズはおそらく採用機種が最も多いチップセット・シリーズと言っても過言ではないと思います。
そういった意味でこのSnapdragon 6 Gen1の登場はかなり注目度が高いはず。
なお、同チップセットを搭載したモデルが今年中にリリースされるかは微妙ですが、来年の前半にはSD695同様に、国内外でこのチップを搭載したモデル(Xperia 10 Vとか?)が多数リリースされるものと思われます。
ソース:Twitter
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