OPPOから独立した中国のスマートフォンメーカー「Realme」。
同社のフラッグシップモデル、といえば何といっても今月初めに正式発表されたSD888搭載もdる、Realme GT 5G。
SD888搭載ながら価格は4万円台となっており、全体的なスペックでも他のハイエンドモデルに見劣りしない仕様となっています。
しかし今回、このRealme GTはベンチマークスコア測定で有名なAntutuからBANされたことが明らかになりました。
Antutuが公式Weiboアカウント上で明らかにしたもの。
Antutuで計測されるこのRealme GT 5Gのベンチマークスコアは最大で77万点程度、平均でも75万点程度となっており、これはSD888搭載の他の機種の平均的なスコア、71~72万大きく上回っていたとのこと。
そこでAntutu自らこのReame GTを購入したところ、少なくとも2つの点で不正が見つかったとのことです。
要は、本来、処理速度の遅いコアにやらせなければいけない処理を処理速度の速いコアにやらせたり、画像処理の一部を行わないなどいった方法で全体のスコアを不正に高く出るようにしていた、とのことです。
これを受け、Antutuは同機種を3か月間計測対象から外すという措置をし、Realme側がこの問題を修正すれば再び計測対象に戻す模様です。
「ベンチマーク詐欺」はかなり昔からある問題ではありますが、やはり全体的に見ると中国製スマートフォンで多いのは間違いありません。
ただ、そういうAntutu自身も悪質なコードやポリシー違反を指摘されていた中国Cheetah Mobile関連性が疑われ、Google Playストアから「BAN」されている、というちょっと皮肉な状態でもあります。
ちなみにRealme製スマートフォンは今年日本上陸の噂もありましたが、今のところ続報はないようなので、少なくとも2021年中の国内リリースの可能性は低そうです。
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