モトローラが昨日発表、6月3日に発売の新型ミッドレンジモデル、moto g52j。
先日ベンチマークスコアが発見された際に「国内専売モデル」かも、と予想しましたが、珍しく私の頼りない勘が当たりました。
このmoto g52j、Snapdragon 695 5G搭載で価格は39,800円となっており、かなり魅力的な機種と言えそう。
これまで国内リリース済み、あるいはリリース予定のSnapdragon 695G搭載モデルは:
- Xperia 10 IV (ドコモ、au、ソフトバンク)
- AQUOS sense6s (au)
- AQUOS wish2 (ドコモ)
ですが、このmoto g52jはスペック的にも価格的にもこれらと比べてかなり魅力的です。
moto g52j vs Xperia 10 IV vs AQUOS sense6s vs AQUOS wish2のスペック比較
moto g52 j | Xperia 10 IV | AQUOS sense6s | AQUOS wish2 | |
価格 | 39,800円 | ドコモ: 64,152円 au: 未発表 ソフトバンク: 未発表 | au: 40,470円 | ドコモ: 未発表 |
ディスプレイ | 6.8インチ 2460×1080 FHD+ 20:9、IPS、120Hz | 6.0インチ FHD+ 有機EL | 6.1インチ 2432×1080 FHD+ IGZO OLED | 5.7インチ 720 × 1,520 HD+TFT |
搭載チップ | SD695 | SD695 | SD695 | SD695 |
メモリ | 6GB | 6GB | 4GB | 4GB |
ストレージ容量 | 128GB | 128GB | 64GB | 64GB |
microSD | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
リアカメラ | 50MP (標準) 8MP (超広角) 2MP (深度センサー) | 12MP (標準) 8MP (超広角) 8MP (望遠) | 48MP (標準) 8MP (超広角) 8MP (望遠) | 13MP |
フロントカメラ | 13MP | 8MP | 8MP | 8MP |
サイズ | 171×76.8×9.1mm | 153×67×8.3mm | 152×70×7.9mm | 147×71×8.9mm |
重量 | 206g | 161g | 156g | 162g |
SIM | nanoSIM/eSIM DSDV | nanoSIM | nanoSIM | nanoSIM |
バッテリー容量 | 5000mAh | 5000mAh | 4570mAh | 3730mAh |
充電 | 15W | 不明 | 不明 | 不明 |
防水防塵 | IP68 | IP68 | IP68 | IP67 |
Felica/おサイフ | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
対応バンド | 3G: B1/B2/B5/B8/B19 4G: B1/B2/B3/B8/B18 B19/B28/B38/B41/B42 5G: n3/n28/n77/n78 | 未公開 | W-CDMA: 1/2/5 4G: 1/2/3/5/12/17/18 19/38/40/41/42 5G: n28/n77/n78 | 3G: B1/B5 4G:B1/B2/B3/B5/B7 B8/B12/B17/B18/B19/B39 5G: n28/n77/n78/ n79 |
モトローラが国内でFelica/おサイフ対応機種を出すのは今回が初めて。また、ミッドレンジで防水対応というのも日本市場を意識してのことだと思われます。
価格はauのAQUOS sense6sとほぼ同額ですが、メモリやストレージ容量でmoto g52jの方が上となっています。
Xperia 10 IVと比べるとスペック的にはほぼ対等、といった感じですが、ドコモ版Xperia 10 IVは64000円とmoto g52jの1.5倍以上。価格では太刀打ちできていません。
また、moto g52jはeSIMにも対応しており、これは大きなプラス材料です。
唯一、他の3モデルと比較してmoto g52jの欠点となりうるのがLCD採用、という点。
また、サイズと重量ですが、大型ディスプレイが良い、というユーザーにとっては逆にプラス材料でもあります。
モトローラが本気で国内シェアを取りに来た?
つまり、Xperia 10 IV、AQUOS sense6s、wish2の3モデルではこのMoto g52jよりも優れた点はほとんど見当たらない、ということに。
そして何より魅力的なのはその価格。AQUOS wish2の価格はまだ不明ですが、Xperia 10 IVが6万円台でリリースする点からして、同一チップを搭載したこのモデルの価格を大幅に低くすることは考えにくく、安くても4万円台にはなるのではないかと思われます。
モトローラのミッドレンジモデルは個人的にコスパが高く、国内でももう少し売れても良いのでは?と思っていましたが、今回のこのmoto g5jでかなり真剣に国内シェアを取りに来た、という印象を受けます。
ソース:Motorola
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コメント
念の為auのサイトで確認し直しましたが、Xperia 10 IV・AQUOS sense6s 共に「nanoSIM/eSIM」ですね
モトローラのおサイフケータイ搭載は2012年にソフトバンクから発売された201Mが存在するので、「モトローラが国内でFelica/おサイフ対応機種を出すのは今回が初めて」という記述は間違っていると思われます。
(キャリア専売ではない、防塵防水機能とおサイフケータイ両方対応した、などの条件がついてないので)
情報源:
https://www.softbank.jp/mobile/support/manual/smartphone/201m/
からリンクされている取扱説明書のP.139におサイフケータイの利用についての記述がある。