先日、Xiaomiの一部ハイエンドモデルでアプリ名によるとスロットリングをしているという指摘があった、という件についてお伝えしました。
Geekbenchを提供するPrimate Labsの創設者がXiaomiのスマートフォンでアプリの識別子によってパフォーマンスが制御していることを指摘し明らかになったもの。
そして今回、この件に関して公式なコメントを出した模様です。
GIZMOCHINAが伝えたもの:
Xiaomiは、特に長時間使用されることが多い要求の厳しいアプリで最適な製品体験を保証するために、温度管理戦略を適用しています。当社の多くのデバイスでは、3種類のパフォーマンスモードを提供しており、ユーザーはパフォーマンスとエネルギー効率のバランスを調整することができます システムレベルでは、アプリケーションのパフォーマンスに関連するすべての最適化は、消費電力、パフォーマンス、熱影響など、多くの重要な要因を考慮しています。
「スロットリング」といった表現は使っていませんが、一部の特定アプリで「温度管理」をしていることを認めています。
ただ、Geekbenchアプリなどはまさに「要求の厳しいアプリ」だと思うのですが、これがスロットリング対象になっていないというのはどういうことなのでしょう。
何か苦しい言い訳のようにしか聞こえないのは私だけでしょうか?
ちなみにこのスロットリング問題はサムスンのGalaxy S22などのハイエンドモデルでGame Optiimization Serviceという機能がゲームだけではなく、1万以上のアプリの動作をユーザーの許可なく制御(スロットリング)する一方で、ベンチマーク測定アプリなどはこのスロットリング対象から外されていることが明らかになり問題となったもの。
つまり今回の騒動は、「スロットリング」そのものが問題というよりは、多くのアプリで動作制御をしているのにもかかわらず、ベンチマークスコアだけはスコアが下がらないように制御を外していることが問題。
つまり、システム全体、あるいはすべてのアプリでスロットリングがされているのであれば、単にチップセットをスロットリングした機種、というだけで、このような問題にはなっていないと思われます。
これ、シャオミもサムスンもおそらく本当のところは発熱問題やバッテリー持ちをよくするために多くのアプリで動作制限をしているものの「性能に関する評判を下げたくないのでベンチマークアプリだけは除外していました」というのが正直なところだと思います。が、なかなか正直には言えないでしょう。
ちなみにこのようなアプリごとに動作制御をしているスマートフォンはサムスンとシャオミだけではないような気が。。。
ひょっとすると今後、芋づる式に同じようなアプリ名によるスロットリングの実態が明らかになってくるかもしれませんね。
ソース:GIZMOCHINA
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