Googleの最新Pixelスマートフォン、Pixel 6/6 Pro。
Pixel初のGoogle自社製チップ搭載という事もあり、過去モデルと比べると発売当初からかなり売れ行きは好調といった印象ですが、バグや不具合の報告が目立つのも事実。
発売以降の月次アップデートには毎回大量の不具合・バグの修正が含まれていますが、いまだにトラブル報告が多いのが通信周りの問題です。
主に2つの通信周り不具合
Pixel 6/6 Proでは一口に通信周りの不具合といっても主に2つに分けられます。
1つは発売当初から報告の見られるモバイル通信が切れる・電波ロストするといった問題で、国内でも複数のユーザーからの報告が見られます。
この問題については過去のアップデートで一部改善の報告も見られますが、いまだに完治はしていない模様。
もう一つは、WiFi周りの問題で、これは2月のアップデート後に新たに発生した問題。
具体的には一旦、Wi-Fi圏外などに出て接続が切断されると再びWi-Fi圏内に戻っても自動で接続がされない、という症状。
また、この症状は端末を長時間スリープ状態にしておいた際にも発生するようです。
いずれの問題も3月アプデで完治せず
そしてこれらの通信周りの不具合を改善すべく先週提供されたのが3月アップデート。
これにより症状が改善した(特にWiFi切断問題に関しては)という報告もある一方で、アップデート後も改善しておらず、依然として通信が途切れるといった問題が継続しているという報告が国内外で複数見られます。
不具合は製造月によるハード欠陥起因の可能性
そしてこの「慢性的」になりつつあるPixel 6/6 Proの通信問題についてphoneArenaが興味深い情報を載せていました。
Redditorで話題興味深い投稿によると、シリアル番号が「19」で始まる(2021年9月に製造されたことを示す)Pixel 6シリーズのスマホは、接続の問題が発生しやすいという説があるそうです。この情報は、Pixel 6シリーズ本体の「設定」→「ディバイス」→「モデル」を開くと、スマホのシリアル番号が表示されます。
Pixel 6/6 Proのシリアル番号の最初の2桁は製造月を表しているとのことで:
最初の桁: 「1」は2021年、「2」は2022年
2つ目の桁: 「1」-「9」は1月~9月、「 A」~「C」は10月~12月
つまり、シリアル番号の最初の2桁が「19」の個体は2021年9月製造、ということで、この時期に製造されたモデルに特に通信周りの不具合が多い、とのこと。
また、この時期に製造された端末で一連の問題が解決するには交換対応しかない、とも書かれています。
一方、報告を見ている限りで、これら2タイプの問題に関連性があるのかは分かりません。
サムスン製モデムの欠陥?
ご存知のようにPixel 6/6 Proの搭載チップ、Tensorはサムスン製。
そしてそのモデムチップについてもサムスン製のExynosモデムが搭載されていることが明らかになっており、このサムスン製モデムチップについては以前より問題がある可能性が指摘されています。
となると、この一連の問題はこのサムスン製モデムチップの一部に何らかの製造上の欠陥がある、という可能性もありそうです。
ソース:phoneArena
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