シャオミが国内でも展開しているハイエンドモデル、Xiaomi 11T Pro。
OCNモバイルなどではかなり安く入手可能で国内で販売されているSD888搭載スマートフォンでは間違いない「最安」の超ハイコスパモデルです。
しかしそんなXiaomi 11T Proのバッテリー周り、厳密にはバッテリー”残量”周りにおかしなバグ・不具合があるようです。
バッテリー20%前後で残量が一気に減る
具体的にはこのXiaomi 11T Prodではバッテリーの残量が一旦20%程度の低残量になると数秒に1%のペースで残量が一気に減っていく、というもの。
国内では5ちゃんねるを中心に複数の報告が見られ、海外でも公式フォラムやReddit上にこれに関するかなり長いスレッドが立っています。
ちなみにこのバッテリー残量の急激な減りは20%から始まるという報告が大半ですが、残量40%程度から急激な残量低下が始まるケースもあるようで、これについては個体差がありそう。
スマートフォン、特に冬場や電池が劣化した古い機種などではバッテリー残量がある程度まで減ると、減少ペースが加速するというのはよくある事。
ただ、今回Xiaomi 11T Proで発生しているのはこれとは少し状況がことなるようです。
ちなみにXiaomi/Redmiスマートフォンでこの低残量からの異常なバッテリー消費問題が報告されているのはこのXiaomi 11T Proだけの模様です。
なお、この症状が発生しているXiaomi 11T Proの多くは満充電の100%から99%になるまでの電池持ちが「表示上」では異常に良い、という点。
つまり、何らかのソフト的なバグでバッテリーが最適にキャリブレーションされておらず、表示上で20%に達したときには実際には0%に近い残量になっている、という可能性もありそうです。
なお、ご存知の方も多いと思いますが、このXiaomi 11T Proのスペック上のバッテリー容量は5000mAhですが、高速バッテリー充電を可能にするために2500mAhバッテリーを二つ搭載しています。
ひょっとすると電力・充電周りのソフトウェアがこの2つのバッテリーを搭載しているという特殊な仕組みでうまく作動していないという可能性ありそう。
ただ、このXiaomi 11T Proについては全体として電池持ちが特に悪いという評価は少なく、むしろ「良い」という評価が目立つくらいです。
そのため、普段はそこまで残量が減る前に追加充電するというユーザーも多いと思われ、バグの存在自体に気づかないユーザーも多いと思います。
ただ、バッテリーが低残量になったときにある程度正確に使用可能時間の目安が立たない、というのはやはり不便。
ほぼ確実にソフト的な問題だとは思いますが、できるだけ早い対応・改善に期待したいところです。
なお、この症状はMIUI12.5 (Android 11)、MIUI13 (Android 13)の両方での発生報告が見られるので、OSバージョンには無関係だと思われます。
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