ソニーのXperia向けのAndroid 12アップデート。
昨日、ドコモ版のXperia 1 III SO-51BおよびXperia 5 III SO-53Bにも提供が開始され、国内でも一気にAndroid 12搭載Xperiaのユーザーが増えたという印象です。
しかし、ユーザー数が増えるにつれ、少しずつバグや不具合の報告も増えてきており、中でも気になるのがアップデート後のスクリーンのリフレッシュレートおよびそれに関連すると思われる動作のカクつきやもっさり感に関する報告です。
120Hzリフレッシュレートが勝手に60Hzに
具体的にあh、Android 12にアップデートをしたXperia 1 IIIおよび5 IIIでは、ディスプレイのリフレッシュレートを120Hzに設定(低残像設定の使用をオン)していても、特定アプリの使用時に強制的に60Hz表示になってしまう、という問題。
特にYoutubeアプリ使用時の報告が目立ちますが、ここでいうリフレッシュレートはあくまでアプリのUIのことで、Youtube動画コンテンツそのもののことでありません。(Youtube動画はそもそも120fps非対応なので)
海外でも同様の問題を報告しているユーザーがいました。
ご覧のように、少しスクロールなどをしただけで、リフレッシュレートが120→60Hzに落ち、基本的には60Hz駆動となっています。
60Hz駆動の動作も悪化?
一方、今回の問題との関連性がありそうな興味深い報告も:
このユーザーはAndroid 12へアップデートした後、同じ60Hz駆動でもAndroid 11の時よりも動作がカクつくようになった、と報告しており、他にも同じように感じているユーザーはいる模様。
また、逆に120Hz駆動に関してはAndroid 11の時よりも逆に動きがさらに滑らかになった、という指摘も見られます。
つまり、Android 12アプデ後のXperia 1 IIIでは一部の使用環境で勝手に120Hz駆動が60Hz駆動になるだけでなく、その60Hz駆動自体も以前より動作がカクついている、ということに。
バッテリー持ち向上のため?
ちなみにこれは1月に海外版Xperia 1 III/5 IIIにアップデートが提供された際から言われていたことですが、Android 12へアップデートしたこれらのモデルではバッテリー持ちがAndroid 11よりも向上した、という報告が多く見られ、こちらのアンケート結果からしてもおそらくこれは事実。
ひょっとするとAndroid 12でリフレッシュレートを120Hz→60Hzに自動下げる閾値の調整や、残像低減機能の負荷を下げるなどといったチューニングでディスプレイ関連の電力消費量を低減。これによりバッテリー持ちが向上しているのかもしれませんね。
ソース:Reddit
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