Motorola Signature 27が米国で正式発表、7000mAh電池と200MPペリスコープカメラを搭載

Motorolaの新型フラッグシップスマートフォン「Motorola Signature 27」が米国で正式発表されました。Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載する高性能モデルで、7000mAhのシリコンカーボンバッテリーや200MPペリスコープカメラなど、ハードウェア面で大幅な強化が図られています。

さらに、Motorolaのスマートフォンとして初めてGrapheneOSへの対応を予定している点も大きな特徴です。米国での価格は1,599.99ドルで、Galaxy S26 UltraやiPhone 18 Pro Maxを上回る高価格帯に投入されます。

価格は1599.99ドル、11月19日から予約開始

Motorola Signature 27は、12GBメモリと512GBストレージを搭載する単一構成で販売されます。米国での価格は1,599.99ドルで、11月19日からMotorola公式サイト、Amazon、Best Buyで予約受付を開始し、11月26日に発売される予定です。

通信事業者経由での販売は、現時点では案内されていません。

主な仕様は以下のとおりです。

  • OS:Android 17
  • ディスプレイ:6.8インチ Extreme AMOLED Duo
  • チップセット:Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6
  • メモリ:12GB LPDDR5X
  • ストレージ:512GB UFS 4.1
  • バッテリー:7000mAh シリコンカーボン
  • 有線充電:90W
  • ワイヤレス充電:対応
  • ワイヤレス逆充電:5W
  • 有線逆充電:4.5W
  • OSアップデート:7回
  • セキュリティアップデート:最大7年間

長期アップデートにも対応しており、Androidのメジャーアップデートを7回、セキュリティアップデートを最大7年間提供するとしています。

200MPペリスコープカメラとスマートフォン初のEVSセンサー

カメラは、50MPのメインカメラ、200MPのペリスコープ望遠カメラ、50MPの超広角カメラという構成です。フロントカメラも50MPで、4K動画の撮影に対応します。

メインカメラにはSony LYTIA L910センサーを採用し、F1.6のレンズと光学式手ブレ補正を搭載。さらにLOFIC技術を組み合わせることで、コンサート会場やネオン照明のような明暗差の大きい環境でも、白飛びや黒つぶれを抑えた撮影を目指しています。

望遠カメラは200MPの高解像度センサーを採用し、光学3倍ズームに対応。AI処理を利用するSuper Zoom Proでは最大100倍のズームが可能です。超広角カメラは122度の画角を備えていますが、撮影した写真は12.5MPで保存されます。

今回のカメラで特に注目されるのが、スマートフォンとして初めて搭載するというEvent Vision Sensor(EVS)です。

一般的なカメラセンサーは一定間隔で画像全体を撮影しますが、EVSは画素ごとに明るさの変化を検出し、変化があった部分の情報を送信する仕組みです。時間分解能は約1マイクロ秒とされ、動きの速い被写体を細かく捉えられます。

Motorolaは、このEVSで取得した動きの情報をメインカメラの映像と組み合わせるAction Shot機能を用意しています。これにより、子どもやペット、スポーツなど、動きの速い被写体を撮影する際のブレを抑え、より鮮明な写真を撮影できるとしています。

動画撮影ではメインカメラで8K/30fps、その他のカメラで4K/60fpsに対応。4K/120fpsのスローモーション撮影やDolby Visionにも対応し、AIによる動画補正機能も備えています。

12000ニトのディスプレイと7000mAhの大容量バッテリー

ディスプレイは6.8インチのExtreme AMOLED Duoを採用しています。発光層を2層重ねたTandem OLED方式で、ピーク輝度は画面占有率1%の条件で最大12,000ニトに達します。リフレッシュレートは最大120Hzで、Dolby VisionとHDR10+もサポートします。

Motorolaによると、従来世代の標準的なAMOLEDと比較して電力効率は34%向上し、寿命も121%長くなったとのことです。

バッテリーは7000mAhのシリコンカーボン電池を搭載。前世代の5200mAhから約35%増量されています。90Wの有線充電に対応し、Motorolaは12分間の充電で約12時間使用できると説明しています。ただし、充電器は別売りです。

ワイヤレス充電にも対応しますが、充電出力は明らかにされていません。逆充電については、ワイヤレスで5W、有線で4.5Wとなっています。

冷却機構には、ダイヤモンド粒子を配合した熱伝導ジェルとベイパーチャンバーを組み合わせたArcticMeshを採用。ベイパーチャンバーのサイズは前世代から40%大型化したとしています。アンテナは6本を備え、Wi-Fi 8にも対応します。

また、Bang & Olufsen監修のオーディオを採用し、同軸ステレオスピーカーやDolby Atmos、専用サウンドモードも搭載しています。

Motorola初のGrapheneOS対応スマートフォンに

Signature 27は、Motorolaのスマートフォンとして初めてGrapheneOSへの対応を予定しています。GrapheneOS Foundationと協力して開発されており、同OSが必要とするARM Memory Tagging Extension(MTE)にも対応します。

MTEはメモリの不正なアクセスを検出するためのハードウェアベースのセキュリティ機能です。これまでGrapheneOSの対応機種は実質的にGoogle Pixelシリーズに限られていましたが、Signature 27が加われば、Pixel以外のスマートフォンでも同OSを利用できるようになります。

ただし、GrapheneOSの対応時期など、具体的な詳細は今後数カ月以内に発表される予定です。発売時点で利用できるのか、後日のアップデートで対応するのかは、現段階では明らかになっていません。

このほか、Gemini Intelligence向けにも設計されており、Rambler、Create My Widget、Sign-to-Textといった機能が今後数カ月以内に提供される予定です。Gemini Omniによるチャット経由の動画編集や、音楽生成機能Lyriaは発売時から利用できます。ただし、一部機能は提供地域が限られるほか、サブスクリプションが必要になる場合もあります。

Galaxy S26 Ultraより高価な1599ドルのフラッグシップ

本体にはアルミフレームとGorilla Glass Ceramic 3を採用し、防水防塵性能はIP68とIP69に対応しています。カラーバリエーションはPantone Coal SmokeとCapulet Oliveの2色です。

本体サイズは厚さ7.99mm、重量227g。大容量バッテリーを搭載した影響もあってか、初代Motorola Signatureより厚く、重くなっています。

価格を比較すると、Signature 27の1,599.99ドルは、発売時のGalaxy S26 Ultra(512GBモデル)の1,499.99ドルを100ドル上回ります。Pixel 11 Pro XLとiPhone 18 Pro Maxはいずれも1,299ドルからとなっており、競合モデルよりもかなり高価です。

そのため、単純な性能やブランド力だけで比較すると、Signature 27を選ぶ理由は限られるかもしれません。一方、7000mAhの大容量バッテリーや200MP望遠カメラ、そしてPixel以外でGrapheneOSを利用できる可能性は、ほかのフラッグシップにはない強みです。

Motorolaが米国市場でSignatureシリーズを直接販売するのは今回が初めてです。高価格帯ながら、バッテリーやカメラ、セキュリティ面で独自性を打ち出したモデルとして、既存の大手メーカーにどこまで対抗できるのか注目されます。

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Motorola/moto
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